大学受験は何時間勉強すればいい?学年・志望大学ごとの勉強時間と勉強を習慣化させるコツを徹底解説!

  • 大学受験が近づいているけど勉強時間が足りてない
  • だらけてしまって全然勉強できない
  • 何時間くらい勉強したらいいか分からなくて不安

こんな悩みをもつ高校生は多いでしょう。

勉強を習慣的に続けるのは難しいし、どれくらいやればいいのかも分かりませんよね。

この記事では、そんな悩みを解決するために、学年や志望大学別の勉強時間の目安と、勉強を習慣化させるコツ勉強時間が足りていないときの対策について、筆者自身の体験も交えて解説していきます。

大学受験の勉強時間の目安は?

勉強時間の目安は学年によって変化します。

ここでは、学年ごとの勉強時間の目安を紹介します。

高1

高1の間は、課題以外の自習時間はほとんどとっていない人も多いようです。

部活動や学校行事など、熱中していることがあって勉強時間を取れないこともありますよね。

高1の勉強時間の目安は、平日は1時間休日は3時間程度です。

定期テスト前はこれより増やして勉強したほうがいいでしょう。

部活動などで忙しく、勉強時間が取れない人は、毎日「その日習った数学の範囲から2問ずつ」や「通学時間に集中して英単語を覚える」などでも大丈夫なので、コツコツ勉強に触れることを習慣づけましょう。

この時期の基礎の定着は後々の勉強に大きく影響します。

私は高1のとき、ほとんど勉強時間をとっておらず、基礎がおろそかになって苦労したので、1年生からコツコツ積み重ねることを強くおすすめします。

高2

高2になると、勉強時間を増やす人が多いです。

時間の使い方が上手くなって、部活動や行事との両立ができる人が多いでしょう。

高2の勉強時間の目安は、平日は3時間休日は5時間程度です。

文系・理系に分かれて、受験に使う科目が中心の授業になる学校が多いため、復習に必要な時間もより多くなります。

英語や数学は、高3になって苦労しないよう、高2のうちに固めておく必要があります。

高3

高3になると、いよいよ受験勉強が本格化し、部活動を引退する人も多いでしょう。

受験勉強に割く時間も圧倒的に多くなります。

平日は5時間休日は10時間程度を目安に勉強しましょう。

睡眠、食事、入浴以外の自由時間があまりとれなくなります。

私自身も高3のときは、「授業を受けるか、ご飯を食べるか、自習室にいるか」の生活をしていました。

時間に余裕がなくなってくるので、自分に合った効率の良い勉強方法が求められます。

浪人生

浪人生は、高3生以上に受験勉強中心の生活になるでしょう。

部活動や学校行事がない分、勉強に割ける時間がより多くなります。

予備校などの授業がある日はそれとは別に6時間休日は11時間を目安に勉強しましょう。

苦手分野は早いうちに克服し、少しでも多くの演習を積むことが大切です。

また、勉強ばかりの生活は気が滅入ることも多いため、上手く息抜きできるようになるのも大切です。

勉強時間は志望大学にもよる

受験勉強に必要な時間は志望校にもよります。

勉強方法も異なるため、適切な方法で準備する必要があります。

国公立大学を目指す場合

一般的に、国公立大学の合格に必要な勉強時間は3,000時間と言われています。

1日5時間勉強するとして、

3,000時間÷5時間=600日

つまり、単純に計算すると2年弱の期間が必要です。

しかし、部活動や学校行事のことを考えると、高2で毎日5時間の勉強時間を確保するのは難しいため、高1のうちから勉強しておく必要があると分かります。

上で示した目安の時間を参考に、高1のうちからコツコツ積み重ねておきましょう。

私立大学を目指す場合

私立大学の合格に必要な勉強時間は、大学にもよりますが、大体2,000〜3,000時間と言われています。

私立大学は、入試に必要な科目が国公立大学とは異なるため、適切な勉強が必要です。

大学によって異なりますが、文系は、英語・国語・地歴公民または数学の3教科、理系は、英語・数学・理科の3教科が一般的です。

国公立大学に比べて科目数が少ない分、それぞれの教科に集中的に取り組む必要があります。

勉強を習慣化させるコツ4選

頭ではわかっていても、やる気がおきなかったり、だらけてしまったりして、習慣的に勉強するのは難しいですよね。

ここでは、勉強を習慣化させるためのコツを4つ紹介します。

休憩を入れる

勉強を長時間続けると集中力が切れてしまいます。

こまめに休憩を入れた方が、集中しながら効率よく勉強できることが多いです。

眠くなってきたら、コーヒーを飲んで休憩したり、散歩がてら近くのコンビニに行ったりするなど、自分なりの気分転換を見つけてみましょう

勉強を管理してもらえる塾を利用する

受験生の最も多い悩みの一つが、勉強計画や勉強管理です。

長期的な計画を立てるのが難しかったり、1人だと計画通りに進められなかったりする人は多いでしょう。

そこで有効な手段として、学習管理型の塾があります。

例えば、学習管理型のオンライン塾のひとつである「ポラリスアカデミア」は、トレーナーとコンサルタントによる、徹底した学習管理と受験戦略を提供しています。

ひとりひとりに合った勉強法や参考書選びで、最短ルートでの志望校合格を目指しています。

受験コンサルについて、詳しくは以下の記事を参照してください。

【京大生が教える】受験コンサルとは?普通の塾との違いは?メリットやデメリット・費用を徹底解説!

自習室に通う

勉強する環境は、受験において最も重要な要素の一つです。

人によって集中できる環境は様々ですが、家で集中できない人は、自習室に通うことをおすすめします。

自習室のメリットは以下のようなものがあります。

・周りもみんな勉強しているから集中できる
・静かだから集中できる
・机の上が綺麗だから気が散らない
・達成感を得られて自信に繋がる

集中できるルーティンを作る

自分なりに集中できるコツを作っておくのも大切です。

例えば、毎日コーヒーを1杯飲んですぐ勉強を始めると決めたり、自分が1番集中できる決まった環境で勉強をしたり、机を片付けてから勉強するなどです。

私はいつも自習室の決まった机で勉強することで、落ち着いて勉強することができました。

自分なりのルーティンを探してみましょう。

勉強時間が足りないときの対策

部活動や学校行事が忙しくて、思うように勉強時間がとれない高校生も多いでしょう。

限られた時間の中で勉強する方法を2つ紹介します。

通学時間を活用する

通学にバスや電車を使っている人は、通学時間をうまく活用しましょう。

英単語を毎朝50個覚えるなど、自分で目標を決めて積み重ねると効果的です。

バスや電車を使っていない人は、通学時間が少ない分、人より30分早く教室に行って単語を覚えるなど、工夫して時間を作りましょう

朝30分だけ早起きして勉強する

朝の時間を勉強に充てるのはとても有効な手段です。

人間の集中力は朝に高まるとも言われており、効率的に勉強した内容を定着させることができます。

夜遅くに勉強するより気分もすっきりするし、心の余裕も生まれるでしょう。

夜更かししがちな人は、早く寝てその分早く起きてみることをおすすめします。

まとめ

受験勉強の時間や内容は、時期や志望校によって異なります

今の自分に必要な勉強時間、勉強方法を把握して実行しましょう。

また、勉強が手につかなかったり、勉強時間が足りていない人へのおすすめの方法もご紹介しました。

自分に合った方法を見つけて、集中力や時間を上手くコントロールできるようになることが大切です。

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この記事を書いた人

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近藤つむぎ

京都大学農学部食品生物科学科に在学中。

受験勉強のスタートダッシュが遅く、夏の京大模試でE判定をとったことをきっかけに火がつき、独自の勉強法と勉強計画で追い上げました。
その結果、共通テスト・二次試験ともに着実に得点し、医学部以外の全ての学部のボーダーをクリアしました。