浪人生はどのように志望校を決めるべき?志望校を上げてもよいのか徹底考察!

  • 志望校をどのように決めればいいかわからない
  • 現役時代より志望校を上げてもいいかわからない

などの悩みがある浪人生の方は多いと思います。

この記事では、志望校の決め方や志望校を上げたときのメリット、デメリットなどを解説していきます。

ぜひ志望校を決めるときの参考にしてください。

浪人生が志望校を決めるときの3ポイント

浪人生が志望校を決めるときに大事にしたいポイント3つあります。

これらを参考にして納得のいく志望校を決定しましょう!

①自分が勉強したい分野・内容

一つ目のポイントは、自分が勉強したい分野や内容です。

現役時代に志望していた大学の学科は、本当に自分が学びたいことが学べますか?

ただ単に、自分の学力で合格できそうな大学を志望すると、合格してから後悔することになることがあります。

私の周りに、入学前に自分が思っていた内容と実際に勉強する内容が違って、転学部をした学生が何人かいます。そのほとんどは現役で受かった人です。

浪人の時期は現役時代より時間があるので、自分が興味がある分野、内容をじっくり再検討してみましょう。また、どの大学でどのようなことが学べるかも調べてみることをおすすめします。

②将来の展望

二つ目は将来の展望です。

大学では自分が学びたい専門の分野を4〜6年間学びます。将来なりたい職業によっては、この専門分野の学習が必須である場合もあります。

具体的な職業が決まっていなくても、「研究がしたい」「教育に携わりたい」など、将来の展望が少しでもある場合は、自分のその展望を見据えて志望校を決めていきましょう。

yamamoto

ちなみに、私が農学部を志望した理由は、食事が好きで、食べ物に関する職業につきたいと思っていたからです。

今は自分が入った学科で興味を持った分野を勉強して、とても満足しています。

③受験科目

最後のポイントは、受験科目です。

受験科目は大学の学部ごとに変わります。現役時代から受験科目が増えるとその分勉強の量が増えて、受験に間に合わない可能性があります。

例えば、私立大学は多くの学校が3教科で受験を実施しているのに対し、国公立大学は共通テストで5教科7科目が必須というのが一般的です。

つまり、私立大学から国公立大学に志望校を変更すると、新しく2教科4科目を新しく勉強する必要があるのです。

基礎から新しい科目を勉強するのはとても時間がかかります。志望校を新しく決める際は、現役時代の受験科目もふまえて考えることをおすすめします。

浪人して志望校を上げるのはアリ?

浪人したから志望校をあげたいという人も多くいると思います。

ここでは、どんなメリット、デメリットがあるのかを紹介していきたいと思います。

志望校を上げるメリット

まずは、志望校を上げるメリットを紹介します。

①モチベーションの維持がしやすい

最初のメリットは、モチベーションの維持がしやすくなることです。

浪人生は一度受験に失敗しているので、モチベーションを維持しづらいです。

ですが、志望校を上げることによって、新しい気持ちで一年間の受験シーズンに臨めます。

モチベーションは勉強の量に直結するので、このメリットはとても大きいでしょう。

②目標が上がって成績が上がりやすい

二つ目のメリットは目標が上がって成績が上がりやすいという点です。

志望校を上げると、合格に必要な偏差値が高くなるのでより勉強しないと合格することが出来ません。なので、今まで以上に勉強しようと頑張ることにつながります。

勉強した分だけ成績は向上するので、高い目標を設定できるのはメリットといえるでしょう。

③将来の選択肢が増える

メリット三つ目は将来の選択肢が増えることです。

現在の日本の就職では、残念ながら学歴フィルターが存在します。

自分が行きたい企業をみつけたときに、よりレベルの高い大学を卒業していないと面接すらさせてもらえない可能性があるのです。

志望校を上げることは、将来自分がしたい仕事の選択肢を増やすことにもつながります。

志望校を上げるデメリット

続いて、志望校を上げるデメリットを紹介していきます。

①受験の科目数が増える場合がある

一つ目は、受験の科目数が増える可能性がある点です。

志望校を決めるときの三つ目でも紹介しましたが、志望校を上げると受験の科目数が増えることがあります。新しい科目を基礎から勉強するのは、とても時間がかかり大変です。

特に、二次試験で必要な科目が増えると、その科目も隅々まで勉強しなければいけなくなって、他の科目の勉強が終わらないかもしれません。

②学習計画を立て直す必要がある

次は、学習計画を立て直さないといけない点です。

大学によって、受験日程や科目が異なります。なので、志望校を変更すると現役時代の学習スケジュールがまったく意味をなしません。

新しく学習計画を立てるのは時間がかかり、どの時期にどの偏差値帯にいればいいかも見当がつかないでしょう。

現役時代の学習日程が分かるのは、現役生より浪人生が有利な点の一つなので、この有利さを捨ててしまうことになります。

③プレッシャーが重荷になる可能性も

最後のデメリットは、プレッシャーが重荷になる可能性があることです。

浪人生は「もう受験に失敗できない」「本当に合格できるのか」などのプレッシャーを感じることがあります。

志望校を上げると、これらのプレッシャーが大きくなり、重荷になってしまうかもしれません。

志望校を上げるのに向いている人

次に、志望校を上げるのに向いている人を紹介します。

行きたい大学がある

自分の興味のある分野を見つけて、絶対にいきたい大学がある人は志望校をあげてもいいでしょう。

行きたい大学に向けて頑張るのは、モチベーションも維持しやすく、これまで以上に勉強に取り組みやすくなります。

強い意志をもった浪人生は、上記の志望校を上げるデメリットを乗り越えて合格を勝ち取る可能性が高くなります。

成績が着実に向上している

現役時代に比べて着実に成績が上がっている浪人生は志望校を上げてもいいでしょう。

具体的にいうと、現役時の志望校の実戦模試で何度もA判定をとったり、過去問を解いて5回以上合格最低点を超えたことがある人です。

これらの人は、たとえ受験勉強中でも、志望校を上げる検討をして問題ないです。

受験科目が変わらない

受験科目が元の志望校と変わらない人は志望校を上げるのもアリでしょう。

新しく受験科目を勉強する必要のない大学に志望校を上げるのは、大きな負担がありません。

しかし、大学によって入試問題の傾向は変わり、対策をする必要があるので、もし変更する場合は早めに変更しましょう。

浪人生が志望校を上げるときの注意点

では次に、実際に志望校を上げる際、どのようなことに気を付ければいいのかを見ていきましょう。

①自分に合った塾・予備校を見つける

まず、一つ目の注意点は自分に合った塾や予備校を見つけるという点です。

志望校を上げると、自分ひとりの勉強で合格するのは難しくなります。

親と相談して、お金や授業体制など自分にあった塾を見つけて通うことをおすすめします。

予備校に通いたくはないけれど、独学は難しい、と考える浪人生は多いでしょう。

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②併願校もしっかりと考える

併願校選びにも気を付ける必要があります。

志望校を上げると、残念ながらその大学に落ちてしまう可能性も上がります。

そうなったときに、行く大学がなかったり、納得のいかない大学に通うことにならないよう、併願校もしっかり考えて受験しましょう。

具体的には、自分が行きたい大学を以下の4つに分けて、その中からそれぞれ一つ以上の大学を受験することがおすすめです

チャレンジ校:模試判定がE、合格点に2割ほど足りない
合格圏内校:模試判定でD~C判定、もう少しまたは現時点で勝負できる
安全圏校:模試でB判定以上、このままだと普通に合格できる
滑り止め校:本番でなにかトラブルがあっても合格できる

浪人生の文転・理転はリスクが大きい?

この記事を読んでいる人の中には、浪人中に文転や理転を考えている人がいるかもしません。ですが、基本的に文転・理転はリスクが大きいです。

文転・理転をすると、新しく勉強しなければならない科目が増えます。その科目を一年という短い期間で、成績を大幅に上げることは難しいです。

特に理転をすると、理科だけでなく数Ⅲも学ぶ必要があります。

なので、基本的に浪人期間に文転・理転をするのはおすすめしません。

それでも文転や理転をしたいという人は、しっかり計画を立ててから決定するようにしましょう。

以下に、実際に文転を経験した者が書いた記事があるので、参考にしてみてください。

高校の理系はしんどい?文系/理系の違いや選び方を文転経験者が徹底解説!

まとめ

今回の記事では、浪人生が志望校を決めるときのポイント志望校を上げるメリット/デメリットや向いている人などを紹介しました。

浪人生が志望校を決めるときのポイントは

  • 自分が勉強したい分野や内容
  • 将来の展望
  • 受験科目 

の3つでしたね。

また、志望校を上げるのに向いている人は

  • 行きたい大学がある人
  • 成績が着実に向上している人
  • 受験科目が変わらない人 

でした。

この記事で紹介したことを参考にして、志望校を決めてみてください。
また、スタペディアではさまざまな勉強法や勉強に役立つ記事を紹介しています。ぜひ参考にしてください!

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この記事を書いた人

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yamamoto daisuke

京都大学農学部2回生
塾に行かず、参考書だけで勉強して二次試験英語8割を記録しました。
農学部にはボーダープラス120点で合格。
読書と野球観戦が趣味です。