こんにちは、スタペディア編集部の巽です。
受験生の皆さん、「パスナビ」というサイトをご存じでしょうか?
「パスナビ」は入試科目や学費など、各大学の入試情報・学校情報を提供してくれるサイトです。
今回はそんな「パスナビ」から「過去問ライブラリー」のメリットやオススメな使い方を紹介します。
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パスナビの「過去問ライブラリー」って?
多くの大学の過去問が閲覧できるサービス
パスナビの「過去問ライブラリー」とは、旺文社の全国大学入試問題正解に掲載されたものが閲覧できるサービスです。
掲載大学は以下のようになっていて、非常に多くの大学の過去問が閲覧できます。
【主な掲載大学】
- 共通テスト・センター試験
- 国立大学72校
- 公立大学36校
- 私立大学140校
- その他短大や防衛医大
各大学、全ての大学が掲載されているわけではありませんが、網羅性は高いです。
掲載年数は原則、文系学部が3年分、理系学部が5年分となっています。
一通り出題形式や傾向を掴むには十分な量だと思います。
二次試験受験者の2人に1人以上が利用している
パスナビの調査結果によると、2020年度(2020年4月1日〜2021年3月31日)は約25万人以上が利用しているとのことです。
2020年度国公立大二次試験には425,415人が出願していたので、二次試験出願者の2人に1人以上がパスナビの過去問ライブラリーを利用していたということになります。
パスナビ過去問ライブラリーの使い方は?
無料会員登録ですぐに利用可能
無料の会員登録を行うだけですぐに利用開始できます。
一部のSNSアカウントでも登録できるので、気軽に利用可能です。
【細かい手順】
①サイトにアクセス
以下のURLからパスナビ過去問ライブラリーにアクセスする
②新規登録/ログイン
画面上部の【新規登録/ログイン】より、未登録の方は新規登録、会員済みの方はそのままログインする
③閲覧したい学校を選択
共通テスト/国立・私立・公立の区分から選択する
【推奨端末】
- OS:Windows10以上、iOS14.0以上、Android11以上
- ブラウザ:Google Chrome、Microsoft Edge、Safari
パスナビ過去問ライブラリーのメリットは?
1.無料で過去問が閲覧できる
過去問ライブラリーは無料で利用できます。
各大学ごとに赤本を購入せずとも、多くの大学の過去問を閲覧・演習できるのも大きな魅力です。
「第一志望校以外の赤本を買うのはもったいない…」という人でも、無料で併願校や他大学の過去問演習を積めるのはとてもコスパがよいですね。
+α:他大学の過去問を見る・解くメリット
志望校以外の過去問を閲覧・演習することには、大きく2つのメリットがあります。
①解法の幅が広がる
同程度の大学の過去問を解くことで、様々な問題パターンに対応できるようになり、解法の幅が広がります。
大学特有の出題傾向はありますが、より多くの解法を知っておいて損はありませんよ。
②併願校の過去問演習ができる
第一志望校の滑り止めとして併願校を受験する人もいると思います。
第二志望以下の併願校の過去問を解いておくことで、合格の可能性を高められます。
併願校の合格を確保できれば、精神的にも安定して、第一志望校に向けた勉強に集中できますよ。
2.多くの大学が掲載されている
先述の通り、国立大学72校、公立大学36校、私立大学140校に共通テスト・センター試験や防衛医大と非常に多くの大学の過去問が掲載されています。
そのため、「自分の志望校の過去問が見当たらない…」ということがほとんどないのが大きな魅力です。
一部の大学は「問題のみ」「問題・解説のみ」となっているので注意しましょう。
3.スマートフォンからでも見やすい
パスナビはスマートフォンの画面にも対応しているので、小さい画面でも見やすいです。
手元のスマートフォンで過去問を開きながら、演習を進めやすいのが良いポイントです。
過去問を印刷するのって違法なの?
個人利用であれば違法ではない
私が受験指導をしていると、「過去問を印刷するのは違法なの?」という質問をよくいただきます。
結論から言うと、過去問の印刷は個人利用の範囲であれば違法ではありません。
印刷して実際の試験のように演習することで、余白の使い方の練習などもできるので、大いに活用しましょう。
ただし、印刷したものを他人に配布するのは、個人利用の範囲を超えているのでNGです。
スマホからの印刷も可能
PCの他にスマホのSafariなどからの印刷も可能です。
スマホからの印刷でもレイアウトが崩れないので、非常に便利です。
Googleのアプリからだと、正しく印刷できない場合があるので、印刷できない場合は他のブラウザを試してみましょう。
過去問ライブラリーのオススメ使い方4ステップ
①第一志望校の過去問を解く
まずは第一志望校の過去問を解いてみましょう。
スマホやパソコンで見ながら解くのも良いですし、印刷して実際の試験のように解くのも良いです。
制限時間も記載されているので、時間を測って解く際には参考にしましょう。
②解答・解説をチェック
解いたらすぐに解答・解説を確認しましょう。
過去問を複数年分解いて、出題傾向を分析し、以降の学習に活かしましょう。
ほとんどの大学が解答・解説まで閲覧可能なのがありがたいです。
③他大学の類似問題を解く
志望校の過去問に類似した問題で更なる演習を積みましょう。先述の通り、類似問題で解法のレパートリーを増やしておくことは大切です。
効率面を考えて、苦手分野に絞って解くのも手です。
④解答・解説をチェック
第一志望校の過去問にも言えることですが、解答・解説を見てもわからなければ、積極的に学校や塾の先生に質問や添削指導をお願いしましょう。
過去問演習の段階で理解していないポイント・苦手分野は、その都度克復していかなければ間に合いません。
受験生時代使っていた京大生の感想
パスナビには受験生時代、大変お世話になっていました。
学校情報や入試の倍率・偏差値などの情報を得るときにとても役立った印象です。
過去問ライブラリーは主に併願校の過去問演習に利用していました。
赤本は過去問ライブラリーよりも解答・解説が丁寧で、収録年数も多いので、第一志望校のものだけ購入しました。その他の志望校に関しては、過去問ライブラリーでの演習のみで十分だったと思います。
パスナビでの過去問演習のおかげで、併願校は合格圏内だと自信がついたので、第一志望校の受験に集中することができました。
パスナビ過去問ライブラリーを使うときの注意点は?
①他者への配布はNG
繰り返しますが、印刷して他者に配布するのは、利用規約違反にあたります。
あくまで個人利用の範囲にとどめておきましょう。
②より多く解きたい場合は赤本を
原則文系学部は3年分、理系学部は5年分の掲載となっています。
個人的には、過去問演習はこれだけ解けば十分だと思いますが、それ以上解いておきたい場合は赤本の購入を検討しましょう。
【まとめ】過去問演習をするなら、まずはパスナビの過去問ライブラリーを利用しよう
今回は、パスナビの過去問ライブラリーのメリットや使い方を紹介しました。
【過去問ライブラリーのメリット】
- 多くの大学の過去問が掲載されている
- 無料で利用できる
- スマートフォンからでも見やすい
過去問をはじめ、様々な情報を掲載してくれているにも関わらず、無料で利用できるのは、受験生の心強い見方ですね。
大いにパスナビを活用しながら勉強に励んで、栄光を掴んで下さい!