【大学受験】予備校6社を徹底比較!おすすめランキングや予備校の選び方も紹介

  • 友達が予備校に通い始めたけど、自分も通った方がいいのかな
  • 予備校は色々あるけど、自分に合っているのがどこか分からない

こんな悩みをもっている高校生は多いのではないでしょうか。大学受験を考えている人にとって、予備校に通うかどうか・どこの予備校に通うかは大きな問題です。今は、授業形式などが予備校によって様々なため、自分に合った予備校を選ぶことが受験に合格するために大事になってきます。

この記事では、予備校に通うメリット・デメリット、予備校の選び方のポイント、おすすめ予備校の特徴とランキングなどを紹介していきます。大学受験をする予定の方はぜひ最後まで読んでください。

予備校に行った方がいい人の特徴や行くべき時期については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

高校生は塾に行くべきか?行く方がいい人の特徴や行くべき時期を徹底解説!

予備校には通うべき?メリット・デメリットを紹介

周りの人が急に予備校に通い始めて焦る方は多いと思いますが、本当に予備校は必須なのでしょうか。ここでは予備校に通うことを検討している方に、予備校に通うメリットとデメリットを紹介していきます。

予備校のメリット

予備校に通うメリットは主に4つあります。

  • 最難関大学まで対応しているハイレベルな授業が受けれる
  • 勉強に集中できる環境がある
  • 勉強習慣が身に付く
  • 受験の情報が得やすい

①最難関大学まで対応しているハイレベルな授業が受けれる

学校の授業では、よほどの進学校でない限り、最難関大学の受験レベルまで教えているところは少ないでしょう。

学校には色々なレベル帯の人がいるので、自分の志望校に特化した授業を受けることはできません。

しかし、予備校では志望校に特化した授業や、苦手科目に特化した授業を選んでとれるので、効率よく受験対策ができます。予備校は受験問題などをかなり研究しているので、志望校に合った勉強をすることが可能です。

②勉強に集中できる環境がある

予備校は自習室を設けていて、学校終わりなどに勉強できる環境が整っています。質問対応を備えているところがほとんどで、勉強中に分からないことがあればすぐに解決できます。周りで勉強している子を見ることは、モチベーションを保つことにもつながるでしょう。

③勉強習慣が身に付く

予備校の授業は予習復習が必要なものがほとんどなので、自然と勉強習慣が身に付きます。受験生になると、1日何時間も毎日勉強しないといけないので、勉強習慣をつけておくというのは非常に大切なことです。習慣をつけておくと、受験勉強のいいスタートダッシュが切れます。自習室が活用できることも、勉強習慣が身に付く一因です。

④受験の情報が得やすい

これは予備校に通うメリットの中でもかなり大きいです。例えば、志望校を決めるときは、自分のやりたい勉強ができる大学・学部を全国から探さなければいけません。また、入試方法についても、入試日程の複雑化・AO入試の拡大・共通テストの導入など、昔に比べて制度の把握が難しくなっています。少ない科目で入試ができたり、志望校によって受験科目が違うため勉強の負担が増えたりすることがあるので、第2志望以降の志望校も、情報を得たうえで決める必要があります。

予備校は受験の情報をいち早くつかみ、分かりやすく伝えてくれるため、受験生と保護者にとって心強い味方になるでしょう。予備校に情報の面を任せることで、受験生は自分の勉強に集中できます。

予備校のデメリット

予備校に通うデメリットは主に2つあります。

  • 授業料が高い
  • 授業の予習復習が大変

①授業料が高い

受験生の予備校費用は1年間で100万円を超えます。もちろん予備校によって値段に差はありますが、どこに通っても大幅な出費となることは間違いないありません。授業料はどのくらい多くの講座を受講するかによっても大きく変わるので、自分に必要な講座を取捨選択して受講することが大切です。

②授業の予習復習が大変

予備校に通うだけで成績が上がるなんてことは絶対にありません。予備校の授業は非常に分かりやすいですが、授業は基本的に先生の講義形式なので、内容を吸収するには予習復習が不可欠です。

授業時間と予習復習の時間を合わせると、かなり多くの時間をとられるので、自分のやりたい勉強に割ける時間は短くなります。

授業料の点でも述べましたが、自分に必要な講座を絞って受講することが大事です。たくさん授業を受けて、結局どれも中途半端で身に付かなかったら本末転倒になりますからね。

【全員向け】予備校選びで大事なポイント6選

予備校に通うことを考えている方に、予備校を選ぶにあたって大事なポイントをお伝えしていきます。予備校は各々特徴があるので、自分に合った予備校を探すことが大切です。

自分の志望校の合格実績が豊富か

どれだけ評判のいい予備校でも、自分の志望校の合格実績がない予備校では一度よく考える必要があります。

合格実績があるということは、その大学についての情報をもっていて、その大学に受かるために必要な勉強や学力を把握しているということです。

逆にどれだけ東大の合格実績があっても、自分の志望校に合格するノウハウをもっていない予備校では、基礎学力をあげることはできても、合格への最短ルートを行くことはできません。

授業スタイルは自分に合っているか

授業スタイルは予備校決めにおいてトップクラスに大事です。映像授業・教室での対面形式・参考書中心の自習形式などさまざまあります。また、同じ対面式でも授業時間が50分だったり90分だったりします。映像授業は分かるまで見直せる、参考書授業では自分のペースで自分に合った勉強ができる、対面式ではまわりの人の刺激を受けることができ、ある程度の強制力もはたらく、など、形式によってメリットは異なります。

どの授業形式が合うかはその人の性格次第なので、まずは一度無料体験を受けてみるといいでしょう。

授業以外のサポートは充実しているか

予備校の役割は勉強を教えるだけではありません。質問対応をしたり、勉強に関する相談にのったり、受験情報をリサーチして伝えたりするなど、受験に関すること全般をサポートしてくれます。サポートの充実具合で、生徒が勉強にどれだけ集中できるかや、精神的に安定していられるかが変わります。

自習しやすい環境か

自習の質と量は受験の合否を決めると言っても過言ではありません。家や学校で勉強する方が好きだという方もいると思いますが、やはり予備校の自習室を使う人が一番多いと思います。自習室のタイプ個室ブース型か教室型かなど)や明るさ・雰囲気はどうか、息抜きできる飲食スペースはあるか、すぐに質問できる人がいるか、などは予備校によってさまざまです。また、自習室の開放時間も重要です。実際に校舎に行ってみて、自習室の様子を見ておくことをオススメします。

自宅・学校から通いやすいか

高校生は学校と自宅からの、浪人生は自宅からの距離を考えて通いやすいところを選びましょう。家から遠いと自習室に行く気がなくなります。移動時間も息抜きや勉強はできるので、最優先の事項ではないですが、1年間以上通うことを考えると、なるべく近いところがいいでしょう。

費用はどのくらいかかるか

予備校は1年間で100万円以上かかるところもあるくらいお金がかかります。やはり大手は高い傾向にありますし、保護者の方と相談して、家庭に負担がかかりすぎないようにすることも大切です。費用は受講する講座の数によって大きく変動するので、必要な講座を絞ることで費用を抑えることはできます。

【現役生向け】予備校選びで大事なポイント

自分で柔軟にカリキュラムを選ぶことができるか

現役生は、学校の勉強と並行して予備校の勉強を進める必要があります。また、自分で取り組む参考書なども考えると、とてもじゃないけどやりきれません。

自分に必要な授業だけをとれる予備校を選ぶと、他の勉強にも取り組める余裕ができます。

元々とらないといけない授業が決まっているところや、多くの授業を勧められる予備校よりは、自分がうまく授業を活用していける予備校を選びましょう。

【浪人生向け】予備校選びで大事なポイント4選

規則正しい生活を送れるか

学校がないと、早寝早起きの生活を維持することが難しくなります。予備校の浪人生向けコースでは、学校の時間割のようなカリキュラムがあることが大半です。しかし、全てのコマに授業が入っているわけではないし、授業をきる人も出てくるので、そのときに朝から自習室に通うことが推奨されているかというのは大事です。予備校によって生徒の自由度には差があるので、自分が1年間その予備校のカリキュラムで頑張っていけるかを考えましょう。

予備校周辺は勉強に集中できる環境か

予備校は繁華街にあることも多いです。お昼ご飯を食べに行ってそのまま遊んでしまうとか、ちょっと息抜きするつもりがショッピングを楽しんでしまったなどということが起こりかねません。自分を律することができるなら全く問題ありませんが、息抜きの時間が長くなってしまうタイプの人は、予備校の周りに時間をつぶせる環境が整っているところは避けた方がいいかもしれません。

雰囲気は自分に合っているか

予備校は1年間生活の中心になるところなので、その空気感は重要です。みんなが受験に向けてピリピリしているところ、授業中は真面目だけど休憩時間はわいわいしているところ、など、予備校によってカラーがあるでしょう。

雰囲気は抽象的なもので、明確にはかるものがないので、校舎見学や説明会に行って、自分の肌で感じてみてください

自分がここなら頑張れそうだと思うところを選びましょう。

相談しやすい環境か

浪人生はあとがないという気持ちで追い込まれている人が多いと思います。特に受験が近づいてくると、周りもピリピリするし、志望校に本当に受かるのかと不安に苛まれるでしょう。そんなときに、周りに相談できる大人がいるのは非常に大事です。親身になって考えてくれて、受験のプロの目線からアドバイスをくれる人がいることは浪人生のメンタルを整えてくれます。担任制度など、相談しやすい環境がある予備校だとメンタルブレイクの危険が少なくなるのでオススメです。

【文系向け】予備校選びで大事なポイント

志望校で重視されている科目が強い予備校か

文系は私立であれば英語1科目で受験できてしまうところもあります。国公立でも、英数国(英国社)の3教科受験がメジャーです。科目数が少ない分、その科目をどこまで仕上げられるかが重要になるため、その科目の指導が得意な予備校を選ぶことが重要です。すなわち、自分の極めたい科目の講師陣のレベルが高い予備校を選ぶことです。全体の実績がすごいわけではなくても、ある教科の講師は非常に定評があるという予備校も存在するので、科目ごとの力の入れ方も重視して探しましょう。

【理系向け】予備校選びで大事なポイント2選

質問しやすい環境か

理系科目は解法の暗記だけでは太刀打ちできません。ちゃんと根本となる部分を理解して、他の問題にも適用して、より応用的な問題を解くことまで求められます。なぜここでその原理を使うのか、なぜこの場合ではその法則が成り立つのか、など分からないことをちゃんと聞いて解決できる環境が必要です。予備校の先生はもちろん分かりやすい授業をしてくれますが、授業後すぐ質問ができるか、自主学習中に質問できる人はいるかというのが大切になります。

分かりやすい講師はいるか

予備校の講師は受験のプロであるため、もちろん分かりやすい授業をしてくれる人は多いですが、その中でも特段教えるのが上手い人、というのはいます。また、予備校講師はそれぞれ教え方にこだわりがあるので、この人の説明がピンとくるという人がいれば、その人に教えてもらうのがいいでしょう。

理系は特に、講師の質によって成績の伸び方が全然違うので、自分にとって分かりやすい講師がいる予備校を選ぶことが重要です。

おすすめ予備校6社をランキング付け!

ここまでどうやって予備校を選ぶかを紹介してきたので、ここでは、それらの基準に照らし合わせて予備校6社をオススメ順にランク付けしていきます。

ポイント別の比較を下の表にまとめたので、本文を読むときの参考にしてください。

合格実績授業スタイル自習室費用(高3で比較)
駿台予備校難関国公立、難関私立、
医学部医学科が多数
1コマ50分の
対面授業
個別ブース型教室型平均年間80~100万円程度
河合塾難関国公立、難関私立は
もちろん、中堅国公立・
私立の実績も多い
1コマ90分の
対面授業
個別ブース型
開放教室型
オープンスペース型ラウンジ型
平均年間70~100万円程度
東進衛星予備校最難関大学は駿台・河合
より少し劣るものの、年々合格者は増加中。幅広い
レベルの大学への実績
1コマ90分の
映像授業
個別ブース型
オープンスペース型音読室
1講座(90分×20回)77000円+
入会金・担任指導費100,000円程度
代々木ゼミナール三大予備校に比べて人数はガクッと減るが、最難関~広く合格者がいる1コマ90分の
対面授業
個別ブース型年間15~56万程度
四谷学院合格実績非公開
(合格体験記は存在)
集団形式と個別形式のダブル授業個別ブース型年間週1コマ20万~週15コマ120万+
季節講習費
武田塾合格実績非公開
(合格体験記は存在)
参考書を用いた
自学自習
個別ブース型
オープンスペース型
年50〜80万円程度

1位 駿台予備校

駿台は有名な大手の予備校で、難関大学への合格実績が豊富です。受験のノウハウを知り尽くしており、各教科トップ講師がそろっています。

駿台の授業の特徴は50分授業であることです。集中力の限界が50分であると考えている駿台は、50分×3で授業を構成しています。高校の授業も50~65分のところが多いので、高校生の集中力に適した授業時間なのではないでしょうか。遅刻・欠席してしまったときも、オンデマンドで授業の録画を見ることができます。

駿台は授業以外にも、模試の精度が高いことで有名です。河合塾と駿台の模試は全国の高校生が受けると言っても過言でありません。駿台の生徒であればこの模試は無料で受けることができます。

自習室の点において、駿台は個別ブース型と教室型の2つのタイプを用意しているため、好みや気分で使い分けることができます。

質問対応について、授業時間前後であればその授業の講師に、自習中であれば大学生のクラスリーダーや、オンラインで全国の大学生に聞くことができます。

駿台の受講費用は高めです。講座をどれだけとるかによりますが、年100万円以上かかることもあります。

駿台はレベルごとにコースに分かれていますが、トップ講師は大概、ハイレベルなコースに配属されるので、絶対にトップ講師の授業が受けられるわけではないことに注意しましょう。

駿台は医学部合格者が多く、理系に強いと言われている予備校なので、難関大を目指す理系学生に特にオススメの予備校です。

駿台の公式サイトはこちら

2位 河合塾

河合塾も三大予備校の一つである、大手の予備校です。駿台が理系に強いのに対し、河合塾は文系に強いと言われています。

河合塾は最難関大から中堅大学まで、幅広いレベル帯の合格実績が豊富です。

河合塾は90分の対面授業形式をとっています。大学の授業と同じ長さで、高校生にとっては少し長いかもしれません。しかし、いい講師の授業は一瞬のようにも感じますし、集中力も人それぞれなので、実際に体験授業を受けてみるなどするのがいいと思います。

河合塾は授業自体だけでなく、オリジナルテキストの質の高さに定評があります。

自習室について、河合塾には4つのタイプの自習室があります。個別ブース型・開放教室型・オープンスペース型・ラウンジ型とあり、ラウンジ型では友達と相談したり休憩しながら勉強することが可能です。

授業以外の学習サポート体制として、河合塾ではチューター制が採用されています。学習相談にのってくれたり、計画を立ててくれる担当の先生が生徒一人一人にいます。担当の人が決められていれば、信頼関係も築けますし、相談しやすくなるので、話しかけるのが苦手な人にも嬉しい制度です。

勉強の質問は講師に、勉強以外の質問はチューターに、というふうに分けられています。

河合塾の費用は、駿台よりも少し安いですが、予備校業界の中では高額の部類に入るでしょう。

シュミレーションシステムがあるので、不安な方は実際に調べてみることがオススメです。

河合塾の公式サイトはこちら

3位 東進衛星予備校

東進は近年三大予備校に含まれるようにもなった、急成長中の大手予備校です。東進は現役生のみを対象としています

東進の最大の特徴は、ハイレベルな映像授業と自習環境です。

東進は通期講習と季節講習の両方が映像授業になっています。映像で授業を受けて、確認テストをクリアしたら次の講座に進むという形で進みます。東進は他予備校から積極的に講師の引き抜きを行っているため、ハイレベルな講師陣が揃っています。

映像授業なので、住んでいるところやレベルに関係なく、自分の好きな講師の授業を受けられるのが魅力的です。

映像授業なので、講師に直接質問をするのは難しいですが、各校舎のチューターや、インターネットによる質問対応があります。

また、入試が近づいてくると、過去問添削システムという講座が開かれます。このような添削サービスは他の大手予備校にはありません。

自習室については、校舎によって設備が異なりますが、個別ブース型や、オープンスペース型が用意されています。音読室を設置している校舎も多いです。東進は駿台や河合に比べて、休みが少なく、自習室の開放時間が長めです。自分のペースで勉強を頑張りたい方にオススメです。

授業以外のサポートとして、東進では担任助手の存在と、グループミーティング制度があります。学習計画を立てたりする面談では、担任助手だけでなく、他の生徒とも一緒に面談を行うことで、刺激を受けることができます。

東進の料金体系は、一つの講座ごとに料金が設定されている形式なので、とる講座の量によって、料金は大きく異なります。

1つの講座あたりはけっこう高いので、たくさん授業をとると、駿台や河合よりも高くなることは全然あり得ます。

東進衛星予備校の公式サイトはこちら

4位 代々木ゼミナール

代々木はかつての三大予備校の一つです。今は経営縮小により、校舎数などが減ってしまいましたが、講師やテキストの質の良さは健在です。

代々木の授業時間は河合塾や東進と同じ90分です。対面形式が基本となっていますが、映像授業も開講されています。スケジュールの都合で対面形式の希望の授業が受けられなくても、映像授業を活用することで、最適な授業を受けることができます。

代々木は「講師の代々木」と言われるくらい、講師陣がハイレベルだと評判です。

規模が小さいため、講師との距離が近いことも特徴です。

代々木はカリキュラムやコース設定が豊富で、自分の得意不得意や、スケジュールに合わせて授業をとることができます。

代々木の自習室は、基本的に個別ブース型になっています。

授業以外のサポートとして、一人ひとりに担任がつき、勉強法や学習計画のアドバイスをします。また、保護者面談などの、保護者に対するサポートも実施しています。

質問対応は、授業の講師はもちろん、学習アドバイザーが行ってくれます。講師室はオープンスペースとなっており、質問しやすい環境です。

代々木の費用について、高校生は他の大手予備校に比べて安いですが、高卒生は他の予備校と大差ありません。

代々木ゼミナールの公式サイトはこちら

5位 四谷学院

四谷学院も有名な大手予備校です。細かいレベル分けで、基礎から段階を踏んでレベルアップさせる教育方針をもっています。基礎ができていない人にもオススメです。

四谷学院の最大の特徴は集団授業と個別指導のダブル教育です。集団授業では、教科(国語・数学など)よりも細かく分類した、科目(現代文・古文・漢文など)別にレベル別の授業が受けられます。また、個別指導では、55段階に分けたステップで、無理なく学ぶことができます。

プロ講師が個別指導することで、理解の穴を埋めたり、解答力を上げることが可能です。

授業以外のサポートとしては、担任制度が設けられており、学習計画を立てたり、進路情報を提供してくれます。他の予備校と違い、大学生アルバイトはおらず、担任は全員プロが務めています。講師とも担任とも距離が近く、質問しやすいのがいいですね。

自習は個別ブース型を提供しており、机や椅子にこだわっています。ほっとルームという休憩スペースも用意されています。

料金は週何コマ授業を受けるかで大きく異なります。多くとれば他の予備校と同じくらいの費用はかかります。

四谷学院の公式サイトはこちら

6位 武田塾

武田塾は、他の予備校とは毛色が大きく違います。

武田塾の特徴は、授業をしないことです。授業はせず、教室に来る時間を決めて、その時間は参考書による自学自習を行います。「わかる」段階のレベルを上げることよりも、「できる」段階までもっていく、効率を大事にした学習方法です。

参考書による自学自習がもっとも効率のよいもので、武田塾は生徒の自学自習を徹底的に管理するというのが理念です。

授業をしないといっても、確認テストや勉強法の指導、質問対応が個別に行われます

武田塾の自習室は個別ブース型やオープンスペース型など校舎によります。しかし、自習を大事にするだけあって、どこも環境は整っており、自習室の開放時間も長いです。

武田塾の料金は年間50〜80万円程度です。他の予備校に比べると安めではありますが、授業をしない割に高いという意見もあります。

武田塾の公式サイトはこちら

予備校以外の選択肢もある

通信教育

通信教育は、Z会や進研ゼミのようなものです。通信教育のいいところは、学校の勉強や自分の参考書の勉強などとのバランスをとりやすいところです。予備校の予習復習だけで手一杯になってしまう、自分の分析はできていて、本当に必要な勉強だけしたい、という人には通信教育が合っているかもしれません。

通信教育は予備校ほど負担にならず、志望校に合わせたハイレベルな勉強を少し取り入れる、自学自習だけでは身に付きにくい記述力を添削を通して身に付ける、といった具合に+αの学習ができます。

通信教育は催促されたりすることがないので、やる気がなければ続きませんしかし、続けることができる人なら、しっかり成果を出すことが可能です。

自習室はありませんが、インターネットによる質問対応や学習相談など、それなりにサポートも充実しています。

また、予備校等に比べて費用も安価です。

通信教育については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

【良くない】Z会添削指導の評判・口コミは?料金や教材について受講した京大生が解説! – スタペディア (kyo-ten.com)

オンライン家庭教師

オンライン家庭教師は最近増えてきた選択肢です。予備校では授業ペースが早すぎる、質問しやすい環境がいい、という人には個別指導の形式が合っています。もちろん個別指導塾に行くという手もありますが、都市部に住んでいない人でもオンライン家庭教師ならいい指導を受けることができます。

家庭教師というと非常に高額そうなイメージですが、オンライン家庭教師は、予備校と比べると安価です。月額制か回数制かは会社によって異なるので、しっかり検討が必要です。

オンライン家庭教師は、予備校と違って、学生アルバイトがやっていることが多いため、授業の質は保障されていません。

そのため、教師が合わなかったときに無料で交代してもらえるか、サポート体制はどれくらい充実しているかを十分チェックする必要があります。また、講師の質が心配な人には、東大生や京大生の講師しか在籍していないオンライン家庭教師会社も検討してみましょう。

オンライン家庭教師はメリットデメリットがありますが、いいところを見つけることができれば、予備校よりも自分に合った勉強ができるでしょう。

通信教育については、以下の記事で解説しています。あわせてご覧ください。

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まとめ:自分に合った予備校選びを

今回は、予備校に通うメリット・デメリット、予備校を選ぶときのポイント、予備校6つのおすすめランキングを紹介しました。

予備校のメリット

  • 最難関大学まで対応しているハイレベルな授業が受けれる
  • 受験の情報が得やすい

予備校のデメリット

  • 授業料が高い
  • 授業の予習復習が大変

予備校を選ぶときに特に重視すること

  • ”自分の志望校”の合格実績
  • 授業形式
  • 授業以外のサポートや自習室などの設備
  • 通いやすさ
  • 予備校周辺の環境(浪人生)
  • 予備校の雰囲気(浪人生)
  • 質問のしやすさ(理系)
  • 講師の質(理系)

予備校選びで一番大事なことは自分に合うところを選べるかどうかです。

インターネットで検索するだけでなく、実際に体験授業や校舎見学に行くと、より雰囲気を掴むことができます。予備校を探している方は、ぜひこの記事も参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

スタペディア編集部の女性

高松菜々

京都大学農学部食品生物科学科に在学中。
得意科目は、物理と国語。

高校3年の夏前までは部活に全力を注いでいました。高2の冬からは朝早起きして勉強することで、受験に向けて勉強の習慣をつけ、勉強時間を増やしました。
部活にいそしみながらも、毎回の定期テストで苦手を作らないよう、理解する勉強に努めていたことから受験勉強では好スタートを切ることができ、ストレスをためない勉強で着実に成績を伸ばすことに成功しました。
その結果、入試本番では共通テスト学科1位を獲得し、医医・情報以外の全学部に合格する点数を獲得。

スタぺディアでは、得意科目の物理の科目コンテンツ責任者を担当しています。