・数学の苦手意識を克服したい
・どんな勉強をしたらいいのかわからない
こんな悩みを抱えている学生の方は多いのではないでしょうか。
数学は多くの人が苦手とし、一度つまずいてしまったら追いつくのが難しい教科です。
そんな数学ですが、苦手な人には4つの特徴があるのをご存じでしたか?
この記事では、数学が苦手な人の4つの特徴、数学ができるようになる正しい勉強法などを紹介しています。
この記事を読めば、数学の苦手を克服でき、志望大学合格に近づくこと間違いなしです。
ぜひ最後までご覧ください。
数学ができない人には4つの特徴がある!
私は今まで何人もの数学ができない人たちをみてきましたが、彼らには4つの共通する特徴がありました。この4つの特徴を見て、自分に当てはまるか確かめてください。
①性格がめんどくさがり
一つ目の特徴は性格がめんどくさがりです。
数学はほかの教科と違ってテスト範囲がとても多かったり、計算が大変だったりと勉強に取り組むハードルが高いです。
実際私もテスト勉強の際に数学の勉強をあと回しにして、結局いい点を取ることが出来なかったこともあります。
数学は勉強した分だけ得点に結びつく教科でもあります。なので、めんどくさがりな性格の人は取り組むハードルの高い数学が苦手な傾向が強いです。
②数学の知識が足りない
数学の知識が足りないことも苦手になる原因です。
数学は公式などの知識を活用して解いていく問題が多いです。問題を解くために必要となる知識が足りないと解けない問題が増えていきます。
三角形の辺の長さを求めるような問題があった場合を考えてみましょう。二つの角の大きさと一つの辺の長さが分かっていてもう一つの辺の長さを求めるとき、正弦定理を知らないと解くのはとても困難になります。
このように公式などの知識が足りないと解けない問題が多くなり、数学が苦手になっていきます。
③問題の本質を見抜けない
三つ目の特徴は問題の本質を見抜けないことです。
数学は、一見新しい問題に見えても、本質はすでに学習した問題と同じケースが多いです。
本質が同じだと理解しているかで数学の得手不得手が大きく変わってきます。
例えば、2sinx^2+7sinx+3 について考えてみましょう。
本質がわかっていない人は、この問題を難しい三角関数の問題だと勘違いして、あきらめてしまいがちです。しかし、このsinxをAで置き換えると2A^2+7A+3となり二次方程式が現れます。つまりこの問題の本質は二次方程式だとわかります。
新しい問題でも本質が分かれば解くことができる場合は多いです。逆に本質を見抜けないと解けない問題が多くなるので数学ができない傾向にあります。
④ひらめきが大事だと思っている
数学が苦手な人はひらめきが大事だと思っている傾向にもあります。
新しい問題がでてきて、解けなかった時にひらめきが必要だったと思っていませんか?
数学はひらめきで解く問題は多くありません。ひらめきがなくとも、自分の持っている知識を使えば解ける問題の方が圧倒的に多いです。
ひらめきを重要視すると分からない問題にあったときすぐにあきらめてしまいがちでしょう。ですが、数学が得意な人はひらめきに頼りません。逆に苦手な人ほどひらめきが必要だと思っていることが多いです。
数学ができない病気があるって本当?
数学ができない人は、もしかしたら自分が病気ではないかと不安な人もいるかもしれません。そんな人のために、数学ができない病気について話したいと思います。
発達障害の一つに算数障害というものがある
実は、発達障害の一つに算数障害というものがあります。これは算数・計算や、考えて答えにたどり着くまでの推論が著しく苦手な症状をさします。
算数障害の人は具体的に以下のような症状を示すとされています。
・四捨五入が理解できない。
・簡単な足し算引き算に時間がかかる。
・多数桁の数の足し算・引き算において、繰り上がり・繰り下がりを間違える。
・文章題の内容を視覚的なイメージにつなげられず、絵や図にすることができない。 など
[参考]
算数障害とは
数学ができるようになる勉強法は?
ここからは、数学ができるようになる勉強法を紹介します。この順番で勉強していけば、数学の苦手意識を克服して、得意になれるのでぜひ実践してください。
①基礎の理解
まず最初は基礎の理解から始めましょう。
授業で公式や基本問題の解き方を学んでください。基礎知識を習得するための参考書などで学ぶのも大丈夫です。
この段階でおすすめの参考書は
・やさしい高校数学
・やさしい中学数学 です。
②基本問題を解いてみる
授業や参考書で基礎が理解出来たら、基本問題を解きましょう。この時、間違えた問題は必ずなぜ間違えたかを解説を読んで理解してください。
自分はどこが理解出来ていなかったのか把握することで、次に同じミスをする確率がぐっと下がります。そうすれば、解ける問題が増えていきます。
この段階では
・基礎問題精講 がおすすめの参考書です。
③応用問題を解いてみる
基本問題を解き終わったら、応用問題を解いてみましょう。応用問題ですが、本質は基本問題と変わらない場合が多いので、分からなくてもある程度の時間をかけて解くことをオススメします。
応用問題でも同様に間違えたら、解説を読んでどこで間違えたのかを理解してください。
応用問題を解く段階としておすすめなのは
・標準問題精講 という参考書です。
④間違えた問題をやりなす
基本問題でも、応用問題でも、間違えた問題はやり直しを必ずしましょう。
このやり直しをしないと、同じような問題が出たときにまた間違えてしまいます。それではせっかくの勉強が無駄になってしまうので絶対にするようにお願いします。
おすすめは、間違えた日の最後と、3日後に同じ問題をやり直す方法です。一回だけだと解き方や答えを覚えている可能性があるので二回目はある程度時間をおいてからやり直しましょう。
【PR】京大生が教えるおすすめの参考書4選
これから、実際に私が使用して自信をもっておすすめできる参考書を紹介します。
実は、私もあまり数学が得意ではなかったのですが、これらの参考書を使用して京大に合格できる数学力を手に入れました。ぜひ参考にしてくださいね。
やさしい高校数学
最初に紹介する参考書は「やさしい高校数学」です。
この参考書は先生と生徒の対話方式で進んでいく形式になっています。ですので、参考書によくある堅苦しい雰囲気を感じることがなく、サクサク読み進めることができます。主に、基礎の知識を解説しているので、授業では理解できなかったことが理解できるようになります。上記の勉強法①の際にもってこいの参考書といえます。
実際に、私もこの参考書で授業でわからなかったことを学んでいました。また、予習用としても活用していましたので、復習にも予習にも使える参考書です。
同じ著者の本で「やさしい中学数学」という参考書もあるので、中学数学の基礎が不安という方はこちらの参考書もおすすめです。
基礎問題精講
次に紹介する参考書は「基礎問題精講」です。
この参考書は基本問題を多く収録しており、勉強法②の際にとても役立ちます。基礎問→精講→解答→ポイント→演習という形式で一つのテーマがまとめられており、一つの問題に対する解説がとても多くなっています。ですので、自分が分からなかった点を簡単に理解できます。また、インプットとアウトプットのサイクルがしやすいのもこの参考書の良い点です。
この参考書を用いて、授業でやった単元の基本問題演習を私もしていました。問題を間違えても、解説を読めば必ず理解できたので数学が苦手な人にぜひやってほしい一冊です。
標準問題精講
最後に紹介するのは「標準問題精講」です。
標準問題精講は応用問題を収録しているので勉強法③まで到達した人におすすめの参考書です。基礎問題精講と同じように、標問→精講→解法のプロセス→研究という形式が採用されています。こちらの参考書も一つの問題に対する解説がとても多くなっているので、やり直しの際に理解がしやすいです。
この参考書は、前に紹介した2冊の参考書よりもレベルが高いので、私は基礎問題精講を完璧にしてから取り組み始めました。やはり、解説が詳しいので自分がつまずいた点を容易に理解できてとてもためになりました。
まとめ
今回は、数学ができない人の特徴、数学の勉強法、おすすめ参考書などを解説しました。
数学が苦手な人の特徴は以下の4つです。
・性格がめんどくさがり
・数学の知識が足りない
・問題の本質を見抜けない
・ひらめきが大事だと思っている
数学の正しい勉強法は、
①基礎の理解
②基本問題を解いてみる
③応用問題を解いてみる
④間違えた問題をやり直す です。
数学は時間をかけて正しい勉強をすれば必ず得意になるので、この記事を参考にして勉強していきましょう。
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