こんにちは、スタペディア編集部の廣瀬です。
共通テストの現代文は難易度が高く、頭を悩ませている受験生も多いですよね。
今回は、共通テスト現代文の全体概観や勉強法について解説していきます。
共通テスト現代文は、安定しないし、点数が伸びにくいと思われやすい科目です。
実は、適切な対策をすれば、安定して高得点を取ることができます。
この記事を読むことで、みなさんの共通テスト現代文の点数が1点でも上がればうれしいです。
ぜひご覧ください。
適切な対策法を掴んで、共通テスト「現代文」をマスターしましょう。
共通テスト「現代文」の全体概観(配点・平均点など)
基本情報(配点・制限時間・平均点は?)
配点
共通テスト国語の配点が200点のうち、共通テスト現代文の配点は100点です。
国語の点数のうち半分が現代文によって占められています。
制限時間
共通テスト国語の試験時間は80分です。
共通テスト国語の受験科目には3パターンあります。
・現代文のみ
・現代文+古文
・現代文+古文+漢文
上記3パターンいずれにしても80分の制限時間になります。
平均点
大学入試センターでは、現代文のみの平均点は発表されていません。国語全体の平均点は公表されています。
令和4年(2022年)の共通テスト国語全体の平均点は、110.26点でした。令和3年(2021年)は、117.51点です。国語全体で、およそ55%の得点率になります。
国語の平均点から、現代文の平均点は55〜60点(100点満点)であることが予想されます。
過去問の入手方法
共通テスト現代文の過去問は、大学入試センターのHPから入手できます。
大学入試センターでは、過去3年分の問題しか公開されていませんので注意しましょう。(参照)
共通テスト現代文の問題形式
共通テスト現代文の問題形式(令和4年・2022年)です。
すべてマークシートへの選択式です。記述式の問題はありません。
例年は、大問1が評論、大問2が小説という構成です。
大問1(評論)
共通テスト現代文大問1の問題構成例
問 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|
1 | 漢字問題 | 10(2×5) |
2 | 内容理解 | 7 |
3 | 内容理解 | 7 |
4 | 内容理解 | 7 |
5 | 内容理解 | 7 |
6(ⅰ) | 内容理解・資料読み取り | 6 |
6(ⅱ) | 内容理解・資料読み取り | 6 |
大問2(小説)
共通テスト現代文大問2の問題構成例
問 | 出題内容 | 配点 |
---|---|---|
1 | 心情理解 | 8(4×2) |
2 | 心情理解 | 8 |
3 | 心情理解 | 8 |
4(ⅰ) | 心情理解 | 6 |
4(ⅱ) | 心情理解 | 6 |
5(ⅰ) | 内容理解・心情理解 | 6 |
5(ⅱ) | 内容理解・心情理解 | 8 |
共通テスト「現代文」の難易度は高め
その理由は、共通テスト現代文の時間制限が非常に厳しい点です。制限時間が80分と短い割に、古文漢文もあり、問題量が非常に多いといえます。
共通テスト現代文で高得点を狙おうと思ったら、非常に高い情報処理能力が必要になります。
平均点が約55%と低いことからも、共通テスト現代文がいかに難しいのかわかりますね。
共通テスト「現代文」7割の得点を目標に
目標点は、100点満点のうち70点が目安です。
もちろん人それぞれ志望校が違うので、一概にはいえません。
目標点を7割とした理由は、一般的な大学は、ボーダーが7割くらいだからです。
7割だったら、他の科目でカバーできますし。点数が安定しにくい国語は目標を少し低く設定するのがいいと思います。
私の周りの京都大学に合格した人の中でも、苦手な人は、現代文の点数6,7割という人がいました。
共通テスト現代文では、70点を目標点にするのがオススメ
共通テスト「現代文」は、まず7割を目標にしましょう
共通テスト現代文はセンター試験とココが違う
共通テスト現代文とセンター試験現代文の違いを見ていきます。
共通テストとセンター試験には大きな違いが3点あります。
その違いとは、以下の3点です。
・「実用的な文章が出題される」 ・「詩やエッセイが出題される」 ・「会話文などの設問が出題される」
ここから、この3点について説明します。
「実用的な文章」が出題される
共通テストでは、「実用的な文章」が出題されます。このタイプの文章は、従来のセンター試験では出題されていませんでした。
「実用的な文章」とは、日常生活で使用される文章です。たとえば、掲示板の文章や、法律の条文などです。
「実用的な文章」は、共通テストの本試験でまだ出題されていません。
しかし、共通テストが始まる前の試行調査では出題されています。
今後出題される可能性があるので、対策をしておきましょう。
新聞を読む、ニュースを見るなど、馴染みのない文章に慣れることをオススメします。
詩やエッセイが出題される
共通テスト現代文では、「詩やエッセイ」の問題が出題される可能性があります。
「詩やエッセイ」とは、日常生活の中で筆者が感じたことを書き綴った文章です。
詩といわれてイメージがつかない人も、高村光太郎の「レモン哀歌」や与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」など聞いたことある人は多いと思います。小中学校の教科書にも掲載されている有名な詩ですね。
「詩やエッセイ」も、試行調査で出題されました。こちらも本試験ではまだ出題されていませんが、対策をしておくのが無難です。
共通テスト現代文の「詩やエッセイ」対策は、「きめる!共通テスト現代文」がオススメです。
「詩やエッセイ」の対策法がわかりやすくまとめられています。
会話文などの設問が出題される
従来のセンター試験では、「設問文→選択肢」というオーソドックスな構成でした。
一方、共通テスト現代文では、生徒の会話文への穴埋めや資料への穴埋めといったセンター試験にはなかった形式の問題が出題されます。
実際に、令和4年(2022年)の問題では、生徒のメモへの穴埋め(大問1問6)、資料の穴埋め問題(大問2の問5)が出題されました。
形式は違いますが、従来のセンター試験と問われていることは変わらず「読解力」です。
新しい傾向の問題形式への対策は、共通テストの過去問や予想問題で練習しておきましょう。
共通テストでは、大きく変わる点があるけど、しっかりと対策をすれば安心です!
センター「現代文」の過去問はどうやって入手するのか
共通テストの過去問は大学入試センターのHPから入手することが可能です(参照)。
一方、センター試験の過去問は、大学入試センターのHPから入手できません。
センター試験の過去問は、市販の問題集から入手することが可能です。センター試験の過去問も利用して、効果的な共通テスト現代文対策をしましょう。
共通テスト「現代文」の特徴
共通テスト現代文を攻略するために、まず共通テスト現代文の特徴を理解しましょう。
ここでは、共通テスト現代文の特徴と攻略に必要な力を紹介します。後半の勉強法紹介・参考書紹介とも関係しているのでぜひ参考にしてください。
【特徴1】1問あたりの得点が大きい
共通テスト現代文の特徴としてまず挙げられるのが、1問あたりの得点が大きいという点です。先ほど紹介した問題形式を見ると明らかですが、1問に対して6〜8点配分されています。
逆にいえば、1問不正解するごとに約1割、共通テスト現代文で失点することになるといえます。
数学や社会では、ほとんどの問題が2,3点であることを考えると非常に大きい配点ですね。
1問1問の重要性が高いので、問題を捨てるなどの試験戦略が難しくなります。
この特徴は、共通テスト現代文の難易度が高いといわれる要因の一つでしょう。
【特徴2】文章量が多い
共通テストは、問題文の文章量が非常に多いです。
具体的には、現代文だけで約15,000文字、国語全体では、約20,000字です。
小学生が一般的に使用する原稿用紙は1枚400字です。そうすると共通テスト国語は、原稿用紙50枚分もの文章量があることになります。
現代文だけでも、原稿用紙40枚分あります。それだけでも文章量の膨大さをイメージできるでしょう。
一般的な読書スピードは、1分間におよそ400〜800文字といわれています。
共通テスト国語は、1回文章を読むだけで、30分から50分かかる計算です。他にも問題を解いたり、解答のために読み直す時間などが必要です。
現代文は、約15000字で、原稿用紙40枚分、文章量の膨大さがわかりますね。
【特徴3】制限時間が厳しい
共通テスト国語は、試験時間が80分です。大問が4問あるので、単純計算で、1つの大問に使える時間は20分。古文と漢文を早く終わらせたとしても、現代文に使える時間は、せいぜい22〜24分です。
共通テスト現代文の莫大な文章量と文章の難易度の高さを考えると、22分はかなり厳しいですよね。
私は、現代文に45分を使えるように調整していました。入試直前でも、時間が余ったことはほとんどありませんでした。
いかに高度な情報処理能力が求められているかがわかりますね。
国語が得意な私でも、共通テストの現代文は、いつも時間ギリギリでした。
共通テスト「現代文」の点数を安定させるのに重要なポイントは3つ
ここからは、共通テスト「現代文」の点数を安定させるために重要なポイントを解説します。共通テスト現代文の点数がなかなか安定しないと悩む受験生は少なくないです。
私も、最初は模試や過去問で5割を取るくらい、共通テスト現代文が苦手でした。
しかし、このポイントを意識してから、徐々に現代文の成績が上がっていき、最終的には安定して8,9割得点できるようになりました。
みなさんも3つのポイントを実践して、共通テストで高得点を狙いましょう。
この3ポイントを意識して、対策を進めるのが効果的です!
【ポイント1】時間配分を決める 現代文多め・古文漢文少なめ
時間配分は、共通テスト現代文の点数を安定させる上で、最も重要になります。
オススメの時間配分は、古文漢文30〜35分、現代文45〜50分です。
古文漢文は暗記で乗り切れる要素が多いです。
なるべく早く解ききって、難易度が高い現代文に時間をかける戦略です。
現代文の評論と小説の時間配分は、自分の得意・不得意を理解して決めておきましょう。
ここから京大に合格するため、私が実際に採用していた時間配分を紹介します。
私の時間配分は、古文漢文を35分、現代文で43分、確認2分です。
確認の2分は、最初に問題文を見ておくのに1分、最後の確認に1分使っていました。
現代文の内訳は、評論23分、小説20分です。私は評論が苦手だったので、評論の時間を長くとりました。
共通テストの過去問演習などを通して、自分に合った時間配分を決めておきましょう。
苦手を把握するために45分測って現代文だけを解く勉強もオススメです。
共通テスト国語の全体的な勉強法・試験戦略はこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
【ポイント2】共通テスト現代文対策を早く始める
共通テスト現代文の点数を安定させるポイント2つ目は、なるべく早く始めるという点です。
共通テスト現代文は、問題の質が高く、現代文自体の勉強をする上で非常に有益です。敵をあらかじめ知っておくという点でも、早めの対策をオススメします。
対策を始める時期の目安は高校2年生の冬です。
高校2年生の時点から敵を知っておくことで、高校3年の受験勉強への準備になります。
とはいえ、今高校3年生の人も、対策がまだ間に合っていなくても大丈夫です。
直前でなければ今からしっかりと対策をすれば間に合うので安心してください。
高3生でも大丈夫。しっかりと対策をすれば間に合いますよ。
【ポイント3】ひたすら過去問 センター過去問も解こう
ひたすら過去問を解くのも重要なポイントです。
なぜ過去問を解くのが重要かというと、過去問は問題の質が非常に高いからです。
共通テストは、大学の先生が長い時間かけてじっくりと作成します。そのため問題の質が高く、学習効果も非常に高いです。
ただ、共通テストは過去問がまだ数年分しかありません。
共通テストの過去問をすべて解いてしまったひとは、センター試験の過去問を優先的に解きましょう。
センター試験の過去問も非常に質が高く、共通テストと問題形式がほとんど同じなのでオススメです。
共通テスト「現代文」の大問別対策
共通テスト現代文 大問1「評論」の対策法
「評論」とは、筆者の主張を論理的に説明する文章です。
つまり、評論で重要なのは筆者の主張を正確に理解することです。
さらに、共通テストの評論は、文章をすばやく読み解く必要があります。
筆者の主張をすばやく、かつ、正確に読み解くためにオススメなのは、接続詞・具体例に着目しながら読解することです。
ここでは、この2点を具体的に解説します。
評論の読解では、「接続詞」と「具体例」に注目するのが重要です。
対策法1:接続詞に着目する
「しかし」「だが」など対比の接続詞や、「なぜなら」「したがって」など、因果の接続詞に着目することが重要です。
接続詞が用いられているところは筆者の主張が出てきやすいので注意深く読みましょう。
文章を読むときに、接続詞を丸で囲むテクニックは、論理の流れがわかりやすくなるのでオススメです。
対策法2:具体例に着目する
具体例が出されているところも注意しましょう。
具体例が表している内容をしっかり読むのがポイント。筆者が具体例を持ち出すのは、主張に説得力を持たせるからです。
「たとえば」や「具体的には」という表現が目印です。
共通テスト現代文 大問2「小説」の対策法
小説では、登場人物の心情の変化が描かれます。
したがって、小説の読解では、登場人物の心情の変化を正確に把握することが最も重要です。
登場人物の心情を理解するための対策方法は、登場人物の心情をチェックする方法です。
「〇〇な気持ち」「□□と思った」など、心情を表す表現にはマークしましょう。
場面や時間が切り替わる箇所は筆者の心情が描かれやすいです。注意して読みましょう。
共通テスト「現代文」の裏技テクニックはあてになるのか?京大生が検証
共通テスト現代文に関して、いろいろな人が対策法を発信しています。
アドバイスの中には、思わず耳を疑ってしまうものもあります。受験生の皆さんの中でも、どれを信じたらいいのか迷っている人は少なくないでしょう。
ここでは、いわゆる「裏技テクニック」が、適切なアドバイスなのかを検証してみました。
みなさんも活用できそうなテクニックもありますので、実際に採り入れてみてもいいでしょう。
私も受験生時代は、いろいろ試しましたが、結局よく分からなかったです。
裏技1:設問と問題文だけを読めばいい。
この裏技は、「共通テスト現代文では、本文の文章を読まなくても、設問と選択肢をみさえすれば正解できる」というものです。
結論をいうと、一理はあるが、でたらめだと思います。
理由は、現代文は、文章の内容を正確に理解できているのかを試す科目であるからです。
たとえば、世界一おいしいケーキを選ぶ大会があったとします。
そのとき、実際にケーキを食べずに、見た目だけを見て、おいしいケーキを選ぶことができるでしょうか。できるわけないですよね。
見た目は、たしかに審査項目の一つに入ると思いますが、それだけで判断するのはさすがに愚かすぎます。
共通テスト現代文でいうと、「本文」がケーキで、「設問・選択肢」は、見た目や香りです。
選択肢や設問を活用するのもいいですが、それだけで解答を選ぶのは非常に危険だというのが私の意見です。
このテクニックは使わないことをオススメします。
裏技2:言い過ぎの選択肢は正解にならない
このテクニックは、選択肢の中に「全く〜ない」とか、「必ず」といった言い過ぎの表現がある場合、その選択肢は正解にならないというものです。
このテクニックは活用できる、というのが私の意見になります。
理由は、「全く〜ない」や「必ず」といった表現は、その反例が1つでもあれば選択肢は不正解になるからです。
「言い過ぎの選択肢は正解になりにくい」というテクニックは効果的だと思います。受験生のみなさんは積極的に活用しましょう。
ただ、言い過ぎの選択肢が正解になることも。このテクニックを使う際は、慎重に。
裏技3:選択肢が一番長い、一番短い選択肢は間違い
共通テスト現代文は、選択肢は4つ、5つであるのが一般的です。
このテクニックは、選択肢5つの中で、一番長いものと短いものが不正解であるというものです。
結論からいうと、このテクニックはまったくオススメできません。
理由は、このテクニックに合理的理由が皆無だからです。
選択肢が一番長い、短いという事実と、その選択肢が正解か不正解であるかには、何の関連性もありません。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざがあります。それと同じです。
このテクニックは見なかったことにしましょう。
裏技4:選択肢①が間違い多い
この裏技は、選択肢①は間違いが多いから、なるべく選択肢①を選ばないほうがいいというものです。
これも結論からいうと、信用しないでください。
たしかに、選択肢①だけを読み、他の選択肢を読まず、それを正解の選択肢としてしまうのはよくないです。
だからといって、選択肢①を選ばない理由にはなりません。
統計的にも、共通テストの選択肢が正解である確率は、ほとんど同じであるそうです。
なおさらこのテクニックを利用してはいけないといえますね。
検証結果:4つのテクニックのうち3つは参考にしてはいけない
ここでは、共通テスト現代文の裏技テクニックを検証してみました。
検証の結果は、ほとんどのテクニックは活用できないが、「2. 言い過ぎの選択肢は正解にならない」というテクニックは活用できるというものになりました。
受験生のみなさんには、怪しいテクニックに惑わされず、着実に共通テスト現代文の実力をつけましょう。
焦らず着実に力をつけることが結局大事ですね。
共通テスト「現代文」の目標別オススメ勉強法とオススメ参考書
ここまでは、共通テスト現代文の全体概観と共通テスト現代文対策の全体的な戦略について解説しました。
共通テスト現代文の難易度は高いですが、しっかりと対策をすれば安定して高得点を取ることができる試験です。
ここからは、目標点別のオススメ勉強法とオススメ参考書を紹介します。今までよりもさらに具体的な勉強法になるので、自分のレベルにあわせて見るといいでしょう。
自分のレベルにあった勉強法を実践することが重要です!
共通テスト「現代文」で平均点を取るために必要な勉強法とオススメ参考書
平均点を取るための勉強法
共通テスト現代文の平均点は100点満点の内およそ55点です。
55点を取るために重要なことは、読解の体力をつけるために現代文の頻出テーマと頻出キーワードを抑えることです。
1. 頻出テーマの暗記
とくに評論ですが、現代文には頻出のテーマというものがあります。これを知っていると、現代文を読むときの理解度がかなり深まります。
たとえば、言語論や芸術論、身体論などです。
頻出テーマの名前を聞いて、「そのテーマではどのようなことが語られるのか」を答えられるようにしましょう。
2. 頻出キーワードの暗記
また、現代文には、頻出のキーワードがあります。
たとえば、「普遍」「アプリオリ」などです。これらのキーワードは日常生活ではなかなか使う機会がありませんよね。
普段聞かないこれらの単語ですが、実は、現代文の文章で頻出です。
これを覚えておくことによって、キーワードだけでなく、文章全体の理解が深まります。
頻出キーワードの暗記は、共通テスト現代文対策では必須です。
オススメ参考書
現代文の頻出キーワードと頻出テーマを習得できるオススメ参考書を紹介します。
「現代文キーワード読解」という参考書です。
この参考書を理解し暗記出来たら、共通テストで平均点は取れるようになるでしょう。
平均点を取るためには、頻出のキーワードとテーマを理解することが大事です!
共通テスト「現代文」で6割取るのに必要な勉強法とオススメ参考書
6割取るための勉強法
共通テストの現代文6割突破のために、正確に文章を読解する力が重要になります。
「正確に文章を読む」とは、文章を主観的ではなく、論理的・客観的に読解することです。
文中の表現を忠実に読解できるようになりましょう。
たとえば、評論では、接続詞などで論理の流れをつかむ技術が必要です。小説では、登場人物の心情を正確に抽出します。
この能力を身につけるために、解説の詳しい読解の参考書を購入して練習をしましょう。
読むときの試行プロセスを考えるのが重要です。
オススメ参考書
共通テスト現代文で6割とるための、オススメの参考書は「現代文ポラリス」シリーズです。初めは、基礎レベルの1から取り組むのがオススメです。
また、6割を狙うためには、過去問の演習もする必要があります。
問題演習を通して、共通テストの厳しい制限時間にも慣れておきましょう。
共通テスト「現代文」で8割取るのに必要な勉強法とオススメ参考書
8割取るための勉強法
共通テスト現代文で8割を取るのは、非常に難しいです。平均が約55点であることからも、その難易度の高さがわかります。
8割を取るためには、読解力に加えて「解答力」が必要になります。
「解答力」とは、設問で何が問われているのか理解し、設問に対して論理的に正しい解答をする能力です。
解答力は、設問で問われていることは何かをじっくり考えてから問題を解くことでしか身につきません。
8割を安定して取るために、解答のプロセスを丁寧に解説している参考書の問題を何度も繰り返し演習しましょう。
オススメ参考書
8割突破のためにオススメの参考書も、ポラリスシリーズです。
基礎レベルを仕上げた人は、標準レベルに取り組みましょう。解答プロセスが重要なので、答えがあっているかどうかだけでなく、自分の解答のプロセスを解説と照らし合わせて学習するのがオススメです。
過去問演習も重要です。私が受験生時代は過去問を2冊買って、すべての問題を2周ずつ解きました。
解答力を高めるために、質の高い演習と過去問の研究を進めましょう!
共通テスト「現代文」で満点取るのに必要な勉強法とオススメ参考書
満点取るための勉強法
共通テスト現代文で安定して8割を取ることができる人は、現代文の基礎的な能力は身についているといえます。つまり、安定して8割を取る人は、制限時間をなくせば、満点を取ることができます。
共通テスト現代文で満点を取るために必要な力は、共通テストの制限時間内に問題を正しく解ききるためのスピードです。
このスピードをどのようにして身につけるかというと、反復と実践です。
反復は、これまで極めた参考書を何度も繰り返し取り組みましょう。
実践は、ひたすら過去問に取り組みましょう。過去問を解くときは、時間をはかるのがポイント。
2度目3度目の問題は覚えてしまっているかもしれないので、制限時間を短くするのがオススメです。
このレベルでは、ひたすらスピードを上げていきましょう!
オススメ参考書
共通テスト現代文で満点を取るために必要なのは、反復と実践です。
反復はこれまで使用してきた参考書に取り組みましょう。
ポラリスシリーズの3「発展編」もオススメです。
実践は、ひたすら過去問を繰り返しましょう。
本試験の問題を解ききってしまった人は、追試験の問題を解くのがいいでしょう。本試験よりも難しい傾向があるので、いい練習になります。
【まとめ】共通テスト現代文は時間配分が最重要
今回は、共通テスト現代文の全体概観とその対策について紹介しました。
この記事のまとめ
- 共通テスト現代文は非常に制限時間が厳しい。
- 共通テスト現代文は、センター試験と少し違う。センター試験過去問は共テ対策にも有効。
- 安定した点数を取るには、時間配分が一番重要。なるべく早く対策を始めて損はない。
- 裏技テクニックには要注意。信用できるものだけを活用しよう。
共通テスト現代文は、時間配分を管理して、正しい読解プロセスを身につけられれば、安定して高得点を取ることができる科目です。
この記事で紹介した、勉強法・参考書を実践して、共通テスト現代文を得意科目にしてください!