大学受験当日の服装・身だしなみは?面接試験の場合や当日の持ち物についても解説

こんにちは!スタペディア編集部の山田です。

この記事を読むメリット

  • 大学受験当日の理想の服装がわかる
  • 面接試験の場合の服装・髪型のおすすめがわかる
  • 入試当日にあると便利な持ち物がわかる

受験生の集大成である大学受験。今までやってきた成果を最大限発揮するために、試験内容以外の余計なことは考えたくないですよね。

大学受験当日の服装や身だしなみについて、入試直前になるまで全く意識しておらず、直前になって焦る受験生、または間違った服装の選び方をして当日受験会場で後悔する受験生は意外に多いです。

そこでこの記事では、大学受験や面接試験での服装や身だしなみ、さらには入試当日にあると便利な持ち物について解説します。

この記事を読めば、大学受験での服装や身だしなみ、持ち物など試験以外の余計な不安を払拭できること間違いなしです。

【この記事を書いた人】

大学受験当日の服装は私服?制服?

まずはじめに大前提として、大学入試の筆記試験において服装の決まりはありません。ですので、私服でも制服でもどちらでも問題ありません。

では、「実際、私服か制服のどちらが多いんだ?」と思われるかもしれません。

私自身の受験当時を思い返すと、現役時は、共通テスト(当時はセンター試験)は高校単位で受けていたので、同じ高校の生徒同士、基本全員制服で受けていました。一方、浪人時の共通テストでは、周りも浪人生がほとんどだったので、私服で受けている人ばかりでした。

また、京大入試本番では、現役時・浪人時とも私服が8割、制服が2割くらいでした。

もちろん大学によって差はあるでしょうが、共通テストを学校単位で受け、学校が制服で受けるのを推奨しているという場合を除いて、大学受験は私服で受ける人のほうが多い印象がありました。

ただ、私服で受ける際には、制服よりも気をつけなければならない点がいくつかあります。

ここからは、私服を選ぶ上でのチェックポイントを3つ紹介します。

【私服で受ける受験生へ】私服を選ぶ上でのチェックポイント

英字や漢字のロゴやデザインがない服

私服を選ぶ上で、第一に気をつけなければならないのが、服のロゴやデザインに英字や漢字などが含まれていないかどうかチェックすることです。

デザインに英字や漢字、数式や地図などが含まれていた場合、カンニングを疑われる場合があります。

実際に、私が現役で京大受験をした当日、同じ会場にいた人で、本人はなんの気なく着てきたTシャツに英単語が書かれていたことを試験監督に指摘され、その服を試験開始前に脱がされた、という人がいました。その受験生は幸い重ね着をしていたので、指摘された服一枚を脱いで事なきを得ましたが、周りの受験生も少し動揺していたように見えました。

こういったトラブルを避けるためにも、カンニングが疑われるようなデザインの服は避け、できれば無地やボーダーなどシンプルな服を選びましょう。

温度調節しやすい服

大学受験は、季節的に最も冷え込む時期に行われます。試験会場によっては、とても広くて暖房の効きが悪く寒い場所や、あるいはとてもコンパクトで暖房が効きすぎて熱い場所など様々です。

そのため、厚くてあったかい服を一枚着るよりも、薄めの服を重ね着し、室温に合わせて脱ぎ着することをオススメします。

ニットやセーター、カーディガンなどを着る人が多いと思いますが、着脱しやすいようにボタンやファスナーのついたものを選ぶのが良いでしょう。

リラックスできる服

受験の本番は、緊張して神経質になる人が多いです。そのため、少しでもリラックスして本番に臨めるように、普段の授業や模試で着ているような着慣れた、リラックスできる服装をオススメします。

入試で気合いを入れるために新調した服を着たりすると、人間は不思議なもので、落ち着かなくなって集中力が低下する可能性があります。

たかが服装、されど服装。服装一つで心持ちも変わります。普段と異なる服装は選ばず、落ち着いて試験に集中できるような服装で臨みましょう。

【制服で受ける受験生へ】制服で受ける場合は?

制服・私服どちらでもいいなら、普段学校で毎日着慣れている制服を着た方が試験に身が入るという人も多いでしょう。制服であれば、私服のように服のデザインに注意したり、そもそもどの服を着ようか悩む必要もないので安心です。

ただし、私服のチェックポイントにもある「温度調節のしやすさ」は制服でも気をつけた方が良いでしょう。

制服は温度調節がしにくいのが難点ですが、制服の中に着込めるカーディガン等のアイテムはいざという時に役立つかもしれないので、持っていくことをオススメします。

面接試験の場合の服装・髪型は?

面接試験を受ける予定の受験生は、服装や髪型などの身だしなみについて、より気をつけるべきことが多いです。

筆記試験と違って、面接試験は「自分自身をアピールする場」です。人は「見た目が9割」と世間で盛んに言われるように、服装や髪型などの身だしなみが面接官に与える影響は大きいです。

その点も踏まえて、面接試験では基本制服で受けることをオススメします。

制服で受験するということを踏まえて、ここからは面接試験を受ける上での制服と髪型の注意点について紹介していきます。

制服

男女共通で、シャツやズボン、スカートは、洗濯してアイロンをかけ、シワのない清潔なものを身につけましょう。

着用する時は、シャツのボタンは1番上まで留め、ネクタイやリボンはきちっと形を整えて身につけましょう。

男子はシャツはズボンの中にいれ、ベルトはシンプルなものを身につけましょう。

女子のスカート丈は、膝か膝下くらいがベストです。短すぎず長すぎずを心がけましょう。

足元は男女共通で、型崩れしておらず、土や埃のついていないきれいな靴を着用しましょう。

髪型

男子

男子の場合、長髪は避け、清潔感あるすっきりした髪型にしましょう。表情が伝わりやすくなるので、眉毛が見えるような髪型にしておく方が良いかもしれません。

短髪の場合も、ナチュラルな印象を与えられるように、ワックスやジェルなどのスタイリング剤をつけるのはおすすめしません。

また、寝癖がついていないか必ずチェックし、家を出る前に直しておくようにしましょう。

女子

顔全体がすっきり見えるように、長い髪は後ろで一つにまとめておいた方が良いでしょう。

また、前髪が長い場合はヘアピンなどで止めておくことをオススメします。ピンやゴムの色は、黒や紺などシンプルなものが良いでしょう。

女子も男子と同じく、ヘアアイロンで髪を巻くなどこだわったことはせず、ナチュラルな印象を与えられるような髪型にしましょう。

大学受験において服装や身だしなみは重要か?

結論、ただ筆記試験を受けるだけならそこまで重要ではありません。

AO入試や指定校推薦入試など、面接試験が求められる場では、服装や髪型などの身だしなみが面接官に与える影響は大きいので、きちんとした身なりで臨みましょう。

一方で、筆記試験では服装の決まりを問われることもなく、あくまで服装は「自分のため」のものです。

最低限TPOにあった服装をしていれば、あとは自分がストレスなく快適に試験に集中できる服装を選べば問題ないです。

余談ですが、自分自身は当時私服はほとんど持っていなかったので、3枚くらいの服をローテーションで着ていました。京大の二次試験ではその3枚のなかで1番お気に入りの服を着て受験しました。一番のお気に入りで、かつ普段から着慣れていた服ということもあり、違和感なくテンションの高い状態で入試本番を過ごすことができました。

皆さんも大学受験だからといって気負いすぎることなく、最低限の見た目のマナーは守った上で、普段通りの服装や身だしなみで試験に臨みましょう。

大学入試の当日にあると便利な持ち物4選

入試当日、受験票や学生証、筆記用具や腕時計などの必須アイテムのほかに、受験概要には記載されていないけれど、持っていくと役に立つかもしれない便利な持ち物をここでは4つ紹介します。

使い捨てカイロ

これは自分自身、受験の時に持っていかず最も後悔したアイテムです。

受験シーズンは寒くなるので会場の暖房があまり効いていない場合があります。たとえ会場が暖かかったとしても、会場までの移動の際に手袋などの防寒対策をしていないと、手がカチコチになって動かなくなります。

自分は手袋もカイロも持っていかなかったため、受験会場はある程度暖房が効いていたものの、凍えた手が受験開始まで温まりきらず、冷たくて動きにくい手のまま受験していました。

使い捨てカイロがあれば、たとえ手が冷えてしまっても温まるのにそれほど時間はかかりません。

私のような後悔をしないためにも、使い捨てカイロや、その他手袋や大判のマフラーなどの防寒具は手厚く持っていくことをオススメします。

お守り参考書・ノート

お守り参考書・ノートとは?と思われるかもしれませんが、要するに、今までの受験勉強で1番使ってきた思い入れのある参考書や、自分がたくさん書き込んできたノートのことです。

受験本番になると、「この一回の受験で今後の人生が決まる」と意気込むあまり、想像以上に緊張したり不安になることでしょう。

そんな時に、長い間今まで頑張ってきたとなるものを持っていき、本番前に読み返すことで、気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

自分自身も、受験期間を常にともにしていた参考書・ノートを一教科につきそれぞれ一冊ずつと決めて、本番前は2つをお守りとしてペラペラ確認していました。中身を確認しなくとも、表紙をみるだけで「自分はここまで頑張ってきたんだな」と自信を持つことができました。

もちろん親にもらった学業御守など、大切にしているお守りがあればそれを持って行ってもいいでしょう。自分だけのお守りアイテムは、本番前にあなたを勇気付けてくれること間違いなしです。

リフレッシュアイテム

受験本番の休憩中に、イヤホンや目薬、飴などリフレッシュできるアイテムを持っていくと便利です。

人によってリフレッシュする方法は様々ですが、音楽がリフレッシュになるなら入試の合間に音楽を聞くためのイヤホンを持っていくと良い気分転換になります。

イヤホンはさらに、受験の合間の他の受験生らの会話を遮断できるので、自分自身の受験に集中したい人にとっては非常に役立ちます。

また、糖分補給して頭を働かせるためにも、飴やチョコレートを持っていくのもオススメです。糖分補給にはなりませんが、ミントタブレットなどは強いリフレッシュ効果があるのでこちらも持っていくといいでしょう。

常備薬

試験本番中や本番前に、緊張で頭痛や腹痛が起こる、など自分の体調に異変が起こることは大いにあり得ます。そんな場合に備えて、頭痛薬や胃薬、その他常備薬があれば携帯しておきましょう。

まとめ

今回は大学受験や面接試験での服装や身だしなみ、入試当日にあると便利な持ち物について解説しました。

大学受験での服装

  • 英字や漢字のデザインがないシンプルな服
  • 温度調整しやすい服
  • リラックスできる服

面接試験での服装・髪型

  • 正しく着こなした制服
  • シワや汚れのない清潔感ある服装
  • シンプルでナチュラルな印象を与えられる髪型

入試当日にあると便利な持ち物

  • 使い捨てカイロ
  • お守り参考書・ノート
  • リフレッシュアイテム
  • 常備薬

大学受験は、受験生にとって今後の人生を左右するビッグイベント。

試験のことに100%集中できるよう、今回解説した内容を参考に、試験以外の余計な不安を払拭し、精一杯自分の力を出し切ってください。

スタぺディア編集部は、皆さんが大学受験を無事に成功させ、楽しい大学生活を送れることを祈っています。

おすすめコンテンツ


日本一詳しい入試分析
京大式勉強法
英作文対策

▼こちらからも登録できます

この記事を書いた人

スタペディア編集部の男性

Yamada Yuma

京都大学総合人間学部に在学中。認知神経科学の研究室で記憶に関して研究している。
得意教科は物理化学、数学、英語。
浪人時代は1日10時間以上勉強し、京大模試で冊子掲載の経験あり。
プライベートではサックスに熱中している。直近では様々な全国レベルのソロコンクールにて、音大生を凌いで優勝・入賞を果たしている。