【京大生厳選】英語のおすすめ参考書15選!大学受験で使っていた参考書を紹介

こんにちは!スタペディアの山田です。

この記事を読むメリット

  • みんなが使っている人気参考書を一通り知れる
  • レベル別に自分に合った参考書を知れる
  • 英語の参考書の選び方のポイントがわかる

高校生の中には、受験に向けて英語の勉強を始めていきたいけれど、どんな参考書を使えばいいか悩んでいる、という方は多いのではないでしょうか。

世の中に英語の参考書は無数にあり、内容が良質なものもあればそうでないものもあるのが事実です。いわば玉石混交。

限られた時間のなか自力で英語の勉強を始めるなら、自分の現状にマッチした評判の高い参考書を使わないと、せっかくの勉強が無駄な努力になってしまうかもしれません。

自分のレベルにあった良質な参考書を使って努力を継続するだけで、気づけばライバルと大きく差を付けることも十分可能です。

そこでこの記事では、英語の参考書について知り尽くしたスタぺディアが、おすすめできる英語の参考書をジャンル・レベル別に紹介していきます。

大学受験英語の対策は大きく分けて5種類

まず、大学受験英語の対策をするにあたり、大きく分けて5つのジャンルの対策が鍵になってきます。以下の通りです。

  • 英単語
  • 英文法
  • 英文解釈
  • 長文読解
  • 英作文

世の中の英語の参考書は、上記いずれかに特化したものがほとんどです。

これら全てのジャンルをきちんと勉強することで、総合的な「英語力」が身についていきます。一つでも欠けると英語はできるようになりません。

自分の現時点でのレベルや必要に合わせて、必要なジャンルに特化した参考書を学習することが英語力の向上に大切になります。

そこで、ここからはそれぞれの種類の参考書を選ぶ上でのポイントとオススメ参考書について紹介していきます。

英語の参考書を選ぶときのポイント

まずはじめに英語の参考書を選ぶにあたって考えるべきポイントを3つ紹介します。

・自分の現状のレベルや考えている志望校のレベルに合っているか
・参考書の分量や問題数がどのくらいあり、どれくらいの期間で終わらせられそうか
・見た目や雰囲気が自分の気に入るものかどうか

①自分の現状のレベルや考えている志望校のレベルに合っているか

参考書が自分の志望校のレベルとマッチしているかは何より重要です。

いくら評判が高い参考書といえ、自分の現状のレベルや志望校のレベルに合わないものを選んでしまうと、勉強の効率はガクンと落ちてしまいます。

1番よくある例は、クラスで1番頭のいいA君に憧れて、彼の使っている参考書を使えば自分もA君のように頭が良くなるはず、と考えお揃いの参考書を買ってしまうパターン。

最初は、あの賢いA君と同じ参考書を使っているということに心が満たされいい気分になるものの、実際の自分の現状のレベルと比べるとあまりに難しく、徒労に終わってしまう、という流れです。

気持ちはよくわかるのですが、「人は人、自分は自分」。自分の現状のレベルにあった参考書を正しく選ぶことが、最終的には自分の学力アップの1番の近道になります。

周囲に流されず、自分に合った参考書を選びましょう。

②参考書の分量や問題数がどのくらいあり、どれくらいの期間で終わらせられそうか

参考書は一冊やって終わりではなく、テストや受験本番までに複数の参考書を使うことになります。そのため参考書に取りかかる前にどのくらいボリュームがあり、どれくらいの期間でその参考書を終えられそうかある程度予測を立てておくことが大事です。

勉強計画を立てずに分厚い参考書を始めたきり、最後まで到達せず中途半端な状態で試験日が来てしまった…となれば本末転倒です。

私も実際、英作文の参考書で大人気の「竹岡広信の英作文が面白いほどかける本」を後先考えずに高3の10月から始め、気づけば半分しか進んでいない状態で2次試験の本番日が来てしまった、というエピソードがあります。浪人して改めて一冊を最後までやり遂げ、何度も復習して初めて自分の身になった実感がありました。

参考書は最後まで到達するのは前提として、何度も復習することによって力になっていきます。

あらかじめ分量や問題数を把握した上で勉強計画を立てていきましょう。

③見た目や雰囲気が自分の気に入るものかどうか

一見大事じゃなさそうで大事なのが、その参考書を自分が気に入るかという視点です。

①や②を確認することは前提として、最終的には自分の感覚を頼りにすることも大事です。

参考書はものにもよりますが、自分の受験が終わるまで長い受験勉強を一緒に寄り添っていくパートナーになるものです。

細かなデザインや配色、構成など参考書によってバラバラなので、

「パッと見て自分に合っていそう、この参考書だとテンションが上がる!」
といった直感を信じてみることが、勉強のモチベーションを高めるうえで役立ちます。

【PR】英単語のおすすめ参考書3選

それではここからジャンル別におすすめの参考書を紹介していきます。

大学受験に向けてまず最初に買うべき参考書は英単語帳です。

英語の勉強において最も大切なのは語彙力。単語力がないかぎり、長文は読めないし英作文だって書けません。

そのため英単語帳は受験に向けて、通学時間や休み時間、自習中の辞書代わりにと、常日頃肩身離さずあなたのふもとに置いておくべき大切なパートナーのような存在になります。

だからこそ英単語の参考書選びはとても重要なのです。

それでは、上記の①②のポイントも考慮に入れつつ、具体的におすすめかつ人気の高い英単語の参考書を3つに厳選して紹介します。

①システム英単語

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収録語彙数2021語+多義語約180語
レベル高校基礎〜私大難関
特徴ミニマルフレーズ
おすすめできる人周りの多くの受験生と同じ参考書を使いたい人

英単語帳のなかでは1,2を争うほど有名で、「シス単」という略語が定着するくらい多くの人が使っている単語帳です。

実際に多くの学校で配布されている単語帳で、体感的に1番多くの大学受験生が使っている参考書だと思います。

私の出身高校でもシステム英単語が学校指定教材として配られていましたし、浪人してからも、予備校でシステム英単語を使って勉強している人が1番多い印象がありました。

システム英単語の最大の特徴は「ミニマルフレーズ」。

ミニマルフレーズは、通常の例文と比べて3〜5語程度と短いため暗記しやすく、その単語の最も頻出のカタチで覚えられることが魅力です。

例えば、accessという単語には日本語の「アクセス」と同じ意味もありますが、ミニマルフレーズは次のようになっています。

 have access to the Internet「インターネットを利用できる」

このように、文章中にその英単語がどのような形で現れるのかを知って覚えるほうが、丸暗記よりも記憶に残りやすく、実際に問題を解く上で役に立ちます。

またその他に、時代の変化に対応し、最新の入試傾向に沿った単語が掲載されているという点や、単語の音声を無料でダウンロードできるといった点もシステム英単語の特徴です。

一方でシステム英単語では、初歩的な英単語があまり掲載されていません。また難関国立大、大学によっては難関私大を受けるにはシステム英単語だけでは不十分かもしれません。

システム英単語だけでは物足りないという人は③で紹介している「鉄壁」の英単語帳をおすすめします。

②必携英単語LEAP

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収録語彙数1935語
レベル高校基礎〜私立上位
特徴「Active Vocabulary」と「Passive Vocabulary」の分類
おすすめできる人丸暗記が苦手で大学受験の基礎レベルの単語を確実におさえておきたい人

駿台の名物英語講師である竹岡広信先生が書いた、比較的新しい英単語帳です。

システム英単語に比べると知名度は落ちますが、他の単語帳にはない細かなこだわりが詰まっており、年々人気が高まっています。

LEAPの最大の特徴は英単語が「Active」と「Passive」の2段階に分けられているところです。前者はライティングとスピーキングの両方で確実に使いこなせるようにすべき語彙で、後者は意味がわかれば良い語彙、とざっくり分類されています。

限られた時間で効率的に英単語を覚えたい人は「Active」から確実に覚えていくのをおすすめします。

またその他にも英単語がより細かくレベルとグループで分類されていたり、例文がコンパクトだったり、暗記のポイントが書かれていたりと、効率的に暗記しやすいような工夫がたくさん施されています。英単語の暗記が苦手な人にはとても役に立つでしょう。

LEAPのデメリットとしては、システム英単語ほど上級者向けの英単語が掲載されていない点が挙げられます。

その分基礎レベルの単語は充実しているため、基礎から着実に英単語を覚えていきたい人には、システム英単語よりもLEAPのほうが向いていると思います。

ただシステム英単語と難易度にそこまで大きな違いがあるわけではないので、細かな構成の違いやデザインの違いで自分に合うと思った方を選ぶのがいいでしょう。

私は個人的には英単語帳のなかでこのLEAPのデザインが1番好きです。目に優しい青色を基調としており、構成も非常に見やすい点が気に入っています。

③鉄壁

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収録語彙数約3000語
レベル共通テスト〜旧帝大難関
特徴圧倒的分量
おすすめできる人一冊で難関国立大レベルの語彙力をつけたい人

正式名称は「鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁」で、かの鉄緑会が出版している英単語帳。

見出し語の数が約3000語、収録熟語も1000以上と、他の単語帳と比較すると単語・熟語共にかなりの分量があります。

比較的英語が得意な人でも、一周するのに50時間はかかると思います。手をつけるのであれば遅くとも高3の夏前に始めておくべきでしょう。

タイトルに「東大」とあるだけに、全ての単語が超難単語と思われるかもしれませんが、実際は共通テストレベルから難関大レベルまで幅広い単語を扱っています。

デザインや構成にこれといった特徴はなく、配色も黒と赤で単調ですが、システム英単語やLEAPではまかないきれないほどの単語量が掲載しているので、東大はもちろん、京大や国公立医学部の受験生が多く持っている印象があります。

そうした難関大を視野に入れている人は、一度手に取ってみることをおすすめします。しかし必ずしも鉄壁を使わずともシステム英単語くらいの単語を全てマスターできているのであれば、難関大でも十分合格は可能です。

これから肌身離さずボロボロになるまで使っていく参考書だからこそ、自分に合ったものを選びましょう。

【PR】英文法のおすすめ参考書3選

英語の勉強を始めるにあたって、英単語帳と並行して進めるべきなのが英文法の参考書です。

文法知識は英語の文法問題、長文読解の礎を築くもので、英単語の次に学習すべき重要な項目です。英文法の知識なしに長文は読めるようにはなりません。

ここでは具体的におすすめかつ人気の高い英文法の参考書を3つ紹介します。

①大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】

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分量130題 (230ページ)
レベル高校基礎〜私大標準
特徴解説が非常に丁寧・カラフルで視覚的に理解できる
おすすめできる人早く、確実に英文法の基礎知識を学びたい人

参考書のタイトルにある通り、英語学習者に「いちばんはじめ」に読んでほしい英文法の参考書です。

学校で「Next Stage」や「スクランブル」みたいな文法参考書が配られたけど、問題量が多いし、そもそも解説を読んでも理解するのが難しい…と感じる人は、それらの参考書を無理に進めるより、こちらの参考書を進めることを強くおすすめします。

「大岩のいちばんはじめの英文法」では、講義形式で中学英語の内容から丁寧に解説されており、英語初学者の基礎固めにうってつけです。

解説がとても丁寧で、重要な知識がカラフルなイラストを用いながら説明されているのがこの参考書の特徴です。

一方、こちらは英語初学者向けの参考書なので、これ一冊で中堅以上の大学受験を突破するには不十分です。また演習問題の数が少ないので、この参考書で基礎固めをした後は以下に紹介する参考書でより多くの知識を身につけましょう。

②Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服

分量1474題 (512ページ)
レベル共通テスト〜私大難関
特徴黒と赤のシンプルなデザイン・重要な知識が「Point」としてまとめられている
おすすめできる人定番の文法書で英文法を効率よく押さえたい人

「ネクステ」という愛称でもおなじみ、大学受験の英文法参考書として非常に有名で、学校で配布されたという方も多いのではないでしょうか。

英文法の基礎内容は省かれているものの、問題量が豊富で、英文法のみならず語法、会話表現、単語など幅広い分野を網羅しており、これ一冊でほぼ十分な知識が身につくでしょう。

他の多くの参考書と違い、ネクステは黒以外には重要なポイントに赤色が使われているのみで、とても見やすいレイアウトです。付属の赤シートを使うことで重要項目の確認ができるといったメリットもあります。

さらに受験に頻出の重要知識が「Point」という形で体系的にまとめられているので、知識の整理に役立つでしょう。

ネクステの弱点は、「解説が少ない」ことです。そのためどうしても暗記に偏りがちになってしまいます。英語初学者にはネクステよりも、1つ目に紹介した「大岩のいちばんはじめの英文法」の方がよいでしょう。

③スクランブル英文法・語法 4th Edition

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分量1690題 (504ページ)
レベル共通テスト~早慶レベル
特徴解説が丁寧
おすすめできる人基礎が身についており、一冊で英文法を網羅したい人

こちらもネクステと並ぶ有名かつ人気な参考書で、特に多くの進学校の指定参考書になっている印象があります。

基本的な内容やレイアウトはネクステと大きな違いはありませんが、こちらスクランブルの方が、解説が丁寧だと思います。

ネクステ含め、多くの他の参考書は、選択型の問題で正答のみにしか解説がありません。

しかしスクランブルでは誤答にも解説があるため、なぜその選択肢は誤りなのかを理解しながら勉強を進められる点が魅力です。

またそのほかにも、出題頻度や難易度を表すマークが問題についており、押さえておくべき問題を見極めて効率よく勉強することができます。

分量はネクステよりも多く、これ一冊をマスターできれば早慶レベルまで対応できます。

よりシンプルに、効率的に英文法を押さえたい人にはネクステ、じっくり丁寧に難関大レベルの文法まで漏れなく学びたい人にはスクランブルが向いているでしょう。

しかしネクステと同じく、あくまで知識のアウトプットを主眼とした参考書なので、英文法の基礎からインプットして学びたいという人には向きません。そんな人には1つ目に紹介した「大岩のいちばんはじめの英文法」をおすすめします。

【PR】英文解釈のおすすめ参考書3選

単語と文法をある程度覚え、いざ英文を読もうとしても思うように訳せない…という人はとても多いです。それは、実際の英文を読むにあたって単語や文法の知識を引き出す訓練が不足しているからです。

英文をすらすら読めるようになるためにも、英文解釈の訓練が必要なのです。

英文解釈とは、簡単に言えば「英文の構造を理解し、正確に理解する作業」のことです。

それでは、具体的におすすめできる英文法の参考書を3つに厳選して紹介します。

①入門英文解釈の技術70

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分量70題 (197ページ)
レベル共通テスト〜私大上位
特徴問題が豊富・解説が丁寧
おすすめできる人共通テストを突破するだけの実力をつけたい人

英文解釈の参考書といえば「英文解釈の技術」シリーズといっても差し支えのないくらい有名かつ人気の高い参考書。

こちらの「入門英文解釈の技術70」以外にも、より難易度の高い「基礎英文解釈の技術100」や「英文解釈の技術100」がありますが、これらはとてもレベルが高いため、超難関大を受けるのでなければこれ一冊で十分でしょう。

しかし「入門」とはいっても単語や文法をある程度マスターしている前提で内容が進むので、それらが不十分な状態でこの参考書に手をつけるべきではありません。

この参考書では、構文を見抜く70のテクニックと演習問題70題が掲載されており、これらをクリアできれば共通テストレベルの問題は難なく解けるようになると思います。

問題、解答、解説が見開き1ページでまとまっているので見やすく、解説が丁寧という点も評判が高い理由の一つです。ただしデザインが赤と黒のみなので、単調だと感じる人はいるかもしれません。

②基礎英文問題精講 [4訂版]

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分量90題 (296ページ)
レベル共通テスト〜私大難関
特徴記述式の問題が多め・無料音源付き
おすすめできる人難関私大や地方国公立大レベルの問題をスラスラ解けるようになりたい人

基礎英文問題精購は「入門英文解釈の技術70」より難しいレベルまで対応している参考書です。「基礎」と名前に入っていますが、難易度は総じて高めです。

構文編、文脈編、応用問題編の3構成に分かれており最後の応用問題までマスターすればMARCHや関関同立といった難関私大や地方国立大レベルの問題にも対応できる力が身につくでしょう。

またこの参考書は記述式の問題も多く取り揃えてあるため、国立大学志望の方にもオススメです。

さらに4訂版になり無料で音源がダウンロードできるようになったので、通学途中の復習の際などに役立てることができるでしょう。

③ポレポレ英文読解プロセス50

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分量50題 (129ページ)
レベル私大上位〜国立大難関
特徴解説がプロセス重視
おすすめできる人早慶や難関国立大レベルの英文を正しく読めるようになりたい人

「ポレポレ」の愛称で知られる英文解釈の参考書としてとても有名な参考書。「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆっくり」を意味し、過酷な受験期間においても心にゆとりを持ってほしいという著者の思いが込められています。それもあってか問題数は50題と少なく、その分、読み方のプロセスや精読のコツなどが丁寧に書かれてあります。

そのため参考書自体は薄いですが、内容は非常に濃いです。

ただし扱っている英文自体がハイレベルなので、基礎的な英文解釈はマスターして、共通テストレベルの長文なら難なく読めるレベルになってから取り組むことをおすすめします。

【PR】長文読解のおすすめ参考書3選

単語、文法、英文解釈まである程度仕上がってきたという人は長文読解の参考書にチャレンジしていきましょう。

易しめの長文も読むのに苦労する…という人は英文解釈の勉強と並行して長文読解にチャレンジしてみましょう。

長文読解の参考書は一つのシリーズがレベル別に分かれているものがほとんどです。自分のレベルにあった参考書を選んで演習を積みましょう。

ここでは長文読解におすすめの参考書をシリーズごとに3つ紹介します。

①「英語長文ハイパートレーニング」シリーズ

分量それぞれ12題
レベル高校基礎〜私大難関
特徴解説が非常に詳しい・意味のカタマリで読むための独自のシステム
おすすめできる人各レベルの長文を細かくしっかり読みたい人

東進ハイスクールの人気英語講師、安河内哲也先生が書いた参考書です。

超基礎、標準、難関の3冊が販売されており自分のレベルに合わせて選ぶことができます。

このシリーズの最大の特徴は、一文一文に丁寧な文構造解説がされている点です。

読めなかった文章や読みにくかった文章の復習に役立ちます。

またこの参考書ではページの最初の方に「センスグループ」、「英文精読記号システム」といった、意味のカタマリで読めるような独自の工夫がされており、英文の構造の理解をより深められたり、速読ができるようになるのに有効です。

ざっくり超基礎編は共通テスト6割目標レベル、基礎編は私大上位目標レベル、難関編は私大難関目標レベルです。

②「英語長文ポラリス」シリーズ

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分量それぞれ12題
レベル共通テスト〜私大難関
特徴質の高い英文・解説は少なく演習向け
おすすめできる人各レベルの長文をとにかく演習したい人

英語長文ポラリスは、スタディサプリ大人気講師、関正生先生の著書です。

標準レベル、応用レベル、発展レベルの3冊が販売されています。

1つ目に紹介した「英語長文ハイパートレーニング」シリーズほど解説は多くはなく、とにかく長文を読みたいという人向けの演習用教材として使うことが推奨されています。

膨大な量の入試データから、最新の傾向も踏まえた英文ばかりが掲載されているので、英文の質はとても高いです。一冊やり終えた頃には読解力が飛躍的にアップしていることでしょう。

ざっくり標準レベルは私大上位目標レベル、応用レベルは私大難関目標レベル、発展レベルは旧帝大・早慶レベルです。

③「やっておきたい英語長文」シリーズ

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分量レベル別に30題〜10題
レベル共通テスト〜私大難関
特徴問題数の豊富さ
おすすめできる人文構造を把握できていて、問題数を多くこなしたい人

「やっておきたい英語長文」シリーズは300、500、700、1000の4つのレベルに分かれています。

問題数はそれぞれ30題、20題、15題、10題と他の参考書より非常に多くなっており、その分解説は少なくシンプルです。CDが付属しないのがデメリット。

問題の質は高く、全体を通して癖のない参考書なので、とにかく問題数を多くこなしたい人にオススメです。

ざっくり「300」は私大上位目標レベル、「500」は私大難関目標レベル、「700」「1000」は旧帝大・早慶レベルです。

【PR】英作文のおすすめ参考書3選

英作文は大学にもよりますが、多くの大学の入試問題で出題されています。

大学受験の英作文の問題は、大きく 和文英訳自由英作文に分かれています。

自分の志望大学の入試形式に照らし合わせて、英作文の対策をしていきましょう。

ここでは英作文のおすすめ参考書を3つ紹介します。

①竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本

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分量432ページ
レベル共通テスト〜難関私大レベル
特徴一冊で英作文をほぼマスターできるほどの分量・解説の丁寧さ
おすすめできる人基礎から発展まで一冊で英作文を勉強したい人

駿台の名物英語講師である竹岡広信先生が書いた、知らない人はいないくらい有名な英作文の名著です。

60の「原則」と67の「頻出表現」をベースとしてとても丁寧に解説されています。

ボリュームが非常に多く、内容も基礎的なものから、京都大学などの難関大学レベルのものまで幅広くカバーされているため、どれか一冊しか英作文の参考書を選べないとしたら、この参考書を一番におすすめします。

私も浪人時代、この本一冊で英作文を基礎から勉強し、何度も復習を繰り返しました。量が432ページと非常に多いので、何周もするのは骨が折れましたが、完全に自分のものになるまで勉強した結果、京大の英作文が難なく解けるまでに成長できました。

繰り返しますが、分量がとても多いので、少なくとも夏休みからコツコツ進めないと受験に間に合わないかもしれません。この参考書を使うのであれば、ペース配分には注意しましょう。

②大学入試 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編・自由英作文編

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分量和文英訳編:216ページ 自由英作文編:187ページ
レベル共通テスト〜難関私大レベル
特徴ミスしやすい箇所が公式化されている
おすすめできる人ある程度英作文の実力が固まって、和文英訳や自由英作文の力を幅広くつけたい人

英作文ハイパートレーニングは和文英訳編と自由英作文編の二つに分かれています。

それぞれに使える構文や熟語が多く扱われており、学習したい大問ごとに使用できます。

どちらも考え方のプロセスを丁寧に解説しており、ミスしやすい箇所が公式化されているので、ある程度英作文の実力が固まった、という受験生にぴったりです。

分量も他のものに比べればコンパクトなので、「竹岡広信の英作文が面白いほどかける本」は重い、という人にはこちらをおすすめします。

旧帝大や早慶など、より高いレベルの問題に取り組みたいという人は最難関大に対応させたバージョンもあるのでそちらをおすすめします。

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③減点されない英作文

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分量240ページ
レベル共通テスト〜難関国公立レベル
特徴英作文で減点されないノウハウが詰まっている
おすすめできる人英作文の対策がある程度できており、ミスを減らしたい人

減点されない英作文は、タイトルにもある通り、「受験生が入試問題でよく間違えるところを減点されないようにして合格点を取ること」をコンセプトに書かれています。

「減点されないように書く」ということは言葉は簡単ですが、実際はとても難しいです。

この参考書では、難しい表現を中学・高校基礎レベルの表現に言い換える考え方や、覚えておくと非常に汎用性の高い表現がまとめてあったりと減点されない英作文を書くためのノウハウが詰まっています。

英作文がある程度書けるようになった人向けに書かれているため、問題演習として使ってミスを減らしていきたいという人にオススメです。

英作文の参考書はどれもそれぞれに個性があるので、一度手に取って目的やボリュームなどを考慮しながら自分に合うものを選びましょう。

まとめ

今回は、オススメの英語の参考書をジャンル・レベル別に15種類紹介しました。

参考書の選び方  

①自分の現状のレベルや考えている志望校のレベルに合っているか

②参考書の分量や問題数がどのくらいあり、どれくらいの期間で終わらせられそうか

③見た目や雰囲気が自分の気に入るものかどうか

自分で選んだ参考書を上手に活用して、効率よく英語の学力を向上させていきましょう。

英語の参考書選びに迷っている人の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

スタペディア編集部の男性

Yamada Yuma

京都大学総合人間学部に在学中。認知神経科学の研究室で記憶に関して研究している。
得意教科は物理化学、数学、英語。
浪人時代は1日10時間以上勉強し、京大模試で冊子掲載の経験あり。
プライベートではサックスに熱中している。直近では様々な全国レベルのソロコンクールにて、音大生を凌いで優勝・入賞を果たしている。