『Next Stage 英文法・語法問題』は桐原書店が出版している英文法の参考書で、英文法の標準的な知識を習得したい方におすすめの参考書です。約1500題もの問題が収録されており、多くの問題を解く中で大学入試に役立つ英文法の知識をインプットできます。
ただ、世の中にはたくさんの英文法の参考書があり、『Next Stage 英文法・語法問題』が自分の志望大学のレベルに合っているのか、効果的な使い方ができているのか知るのは難しいですよね。
この記事では、『Next Stage 英文法・語法問題』の難易度や効果的な使い方、よくある質問などを解説していきます。本書の具体的な内容や難易度を理解して、適切に参考書を選べるようにしましょう。
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Next Stage 英文法・語法問題の商品情報
『Next Stage 英文法・語法問題』の商品情報です。
| 価格 | 1,628円 |
| 科目 | 英語(英文法) |
| 問題数 | 1474題 |
| 出版社 | 桐原書店 |
| 目的 | 英文法の標準的な知識をつける |
| 対象ユーザー | GMARCHを志望する受験生 |
| レベル | 共通テスト〜GMARCH |
| 難易度 | やや簡単〜普通 |
| 特徴 | 共通テスト〜GMARCHなどの入試標準レベルの英文法の知識を習得したい方におすすめの参考書です。英文法の演習問題を初めて解く方でも難なく取り組むことができますが、全く英文法の知識がない方にとっては難しく、おすすめできません。 |
Next Stage 英文法・語法問題のレベル・到達できる偏差値
本書は「共通テスト〜GMARCH」レベルで、偏差値60まで到達できます。英文法の問題集としては標準的なレベルの参考書で、英文法が苦手な受験生から得意な受験生まで、多くの受験生に適しています。
以下、本書に取り組むべき時期を志望校別に解説していきます。
・日東駒専:高3の4月〜直前期
・GMARCH:高3の4月〜直前期
・難関大(早慶・旧帝国大学など):高2の12月〜高3の7月
・最難関大(東大・京大など):高2の7月〜高3になるまで
Next Stage 英文法・語法問題の強み
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題』について、他の参考書と比較した強みを解説していきます。
幅広いレベルの受験生が使える
本書は大学受験の文法問題が網羅的に収録されています。日東駒専・産近甲龍レベル〜早慶レベルまで幅広い難易度の問題が収録されているため、この一冊を完璧にすればほとんどの大学の入試問題に対応できるようになるでしょう。また、簡単・難しい問題ばかりというわけではなく、問題の難易度も均一になっているので誰でも取り組みやすい参考書です。
シンプルなレイアウトで学習しやすい
本書は左ページに問題、右ページに解答解説があるという見開き1ページの構成です。左側の問題を解いた後にすぐ右側の解答解説を確認できるため、効率よく学習ができますが、答えが見えてしまう可能性もあります。問題を解く際には右のページに紙を置くなどして、答えが見えてしまわないようにしましょう。
文法から発音まで幅広いジャンルを学べる
ネクステージは「文法・語法・イディオム・会話表現・単語語彙・アクセント発音」の6つのパートに分かれており、幅広いジャンルを学べるのも強みです。特にアクセント発音問題が収録されている参考書は少なく、なかなか対策がしにくいです。明治大学などの発音問題が出題される大学を受験する方にとってはもってこいの参考書だといえるでしょう。
Next Stage 英文法・語法問題の弱み
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題の弱み』について、他の参考書と比較した弱みを解説していきます。
解説がそこまで詳しくない
本書の弱みとして、解説がシンプルで、英文法の基礎がまだ固まっていない人には理解しにくいという特徴があります。文法の基礎が磐石に固まっていなくても取り組める参考書ではありますが、解説を見てわからない部分があれば、文法書に戻って復習するようにしましょう。
Next Stage 英文法・語法問題の使い方
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題の使い方』の効果的な使い方を解説します。
STEP1:まずは1周し、間違えた問題に印をつける
まずは1周して、見直しがしやすいよう、間違えた問題に印をつけておきましょう。ここで重要なのは、なんとなくで正解してしまった問題にも印をつけておくことです。根拠を持って正解できなかった問題は、同じような問題が出てきたときに間違ってしまう可能性が高いです。間違えた問題には×、自信がないけど正解した問題には△をつけ、STEP2以降で復習しやすいようにしておきましょう。
STEP2:1周目で印をつけた問題だけ解き直す
STEP2では、STEP1の段階で△、×をつけた問題だけを解き直します。ここで解けるようになった問題には〇をつけて、今後復習がしやすいようにしておきましょう。
STEP3:2周目で印が消えなかった問題だけ解き直す
2周目で印が消えなかった問題を、3周目以降でひたすら解いていきましょう。3周目が終われば4周目、4周目が終われば5周目と、印がなくなるまで解き続けるのが重要です。何度も何度も周回して、全ての問題に〇がついたら後述の「Next Stage 英文法・語法問題の後におすすめの参考書」に取り掛かりましょう。
Next Stage 英文法・語法問題で1問にかける時間
1問あたり1分程度で解くようにしましょう。わからなかったらすぐに答えを見て、解説を熟読しましょう。1度問題を解いただけで記憶できる人はほとんどいません。繰り返し復習する中で、知識を習得できるようにしてください。
Next Stage 英文法・語法問題に関する注意点
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題』を使用する際の注意点を解説していきます。
解答を丸暗記しない
ネクステージに限らず、文法の参考書を使用している受験生に多いのが「解答を丸暗記してしまっている」というものです。解けたと思ったら実は問題と答えを覚えてしまっていて、過去問になると全然解けないというのもよくある話です。ネクステージを解く際は、なぜその答えになるのか、1問1問丁寧に理解して、実戦の場で役立つ知識を習得していきましょう。
問題数が多く、きちんと復習しないと定着しない
ネクステージの問題数は約1500題と、非常に多いです。そのため一度間違えた問題を放置すると知識が定着せず、何度も同じミスを繰り返してしまう可能性があります。効率的に、かつ確実に知識を定着させられるように、前述の「Next Stage 英文法・語法問題の使い方」の通りに学習を進めるようにしましょう。
Next Stage 英文法・語法問題の前におすすめの参考書
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題』を使用する前におすすめの参考書を紹介していきます。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
本書は英文法の基礎を固めたい人、これから英語の勉強を始めるという方におすすめの参考書です。問題数も他の文法参考書と比較すると少なく、短い期間で英文法の基礎を固められます。まず本書を使って基礎を固め、続いてネクステージで学習すれば効率よく学習できること間違いなしです。
ターゲット1900
ネクステージには大学入試で過去出題された問題が多く収録されています。そのため問題に出てくる単語は大学入試レベルのものも多く、英単語の知識がないとそもそも英文法の問題を解けない可能性があります。ネクステージに取り組む準備として本書に取り組み、まずは5割程度暗記しておくようにしましょう。ネクステージを使用し始めた後も、単語の抜け漏れがないように本書と並行して取り組むのがおすすめです。
Next Stage 英文法・語法問題の後ににおすすめの参考書
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題』を使用した後におすすめの参考書を紹介していきます。
全解説頻出英文法・語法問題1000
本書は1000題の文法・語法問題が収録されている問題集です。難易度の高い文法・語法問題が収録されているため、本書に取り組めば偏差値67.5まで到達できます。特に難易度の高い文法問題が出題される早慶を志望している方にはおすすめです。一方で文法・語法問題しか収録されていないので、近年のトレンドであるイディオム・会話表現の問題が収録されていないことには注意が必要です。
POWER STAGE 英文法・語法問題
本書は英文法・語法を中心に収録した参考書です。ネクステージの難しめの問題が多く収録されています。英文法・語法が中心ではありますが、イディオムや会話問題も収録されており、近年のトレンドに対応した参考書となっています。ネクステージの後に本書に取り組めば、早慶合格レベルまでは到達できるようになるでしょう。
Next Stage 英文法・語法問題についてのよくある質問
ここからは『Next Stage 英文法・語法問題』について、よくある質問に答えていきます。
他の文法の参考書との違いを教えてください。
ネクステージと似た参考書である「VIntage」と「スクランブル英文法」と比較していきます。
①ネクステージ
・共通テスト〜GMARCHレベルを目指す人におすすめ
・解説はシンプル
②VIntage
・英文法の基礎に自信がない人
・解説は非常に詳しい
③スクランブル英文法
・難関大を目指す人におすすめ
・詳しいが、基礎がある前提で解説が進められる
難易度は「スクランブル>ネクステージ>Vintage」の順です。
・英文法の基礎が不安な人(〜偏差値50):VIntage
・標準的な基礎はある人(偏差値50〜60):ネクステージ
・十分に基礎が固まっている人(偏差値60〜):スクランブル
だといえるでしょう。


