【誰でもプロレベルの学習計画が立てれる】京大式-勉強計画の立て方3ステップ-

あなたは「計画」を立てていますか?

*本記事は大学受験に向けての計画という事を想定してあります。

こんにちはスタペディア編集部の廣瀬です。

今日も受験に役立つコラムを書いていこうと思います。

今日のテーマは計画。

突然ですが、質問です。

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「あなたは今週どの教材をどれくらいの範囲、どこまでの完成度で勉強するか現時点で決まっていますか?」

この質問に

いや、そこまでは決まってないです・・。今週は学校で出された課題を解いて、苦手な数学の分野をやろうと思ってました・・

という風に思った人。

このままでは第一志望の合格は厳しいと思います。

このまま行き当たりバッタリの勉強を続けていると、まず間違いなく難関大合格は厳しいでしょう。

それほど計画を立てることは大切なのです。

そもそも計画って必要なの?

皆さんの中には、

計画を立てることって重要ですか?あまり重要性が理解できません

という人もいるかもしれませんが、

結論、計画を立てて勉強することは非常に重要です。

なぜなら受験生の皆さんに与えらた時間は有限であり、その時間の使い方によって合否が決まるからです。

計画を立てずに勉強するのは、地図を持たないで目的地に行くようなもので、非常に効率が悪い事をやってしまっています。

計画を立てることで無駄な勉強をしなくて済むのです。

しかし、この記事を読んでいる皆さんの中には以下のような悩みを抱えているかたもいるかもれません。

  • 計画を立てることは大切だけど、いつも立てた計画どおりにいかないんですよ・・
  • そもそも、計画ってどう立てるんですか?
  • 受かる受験生そうではない受験生の計画の違いってどんなものですか?

皆さんご安心ください。

計画は、ルール通りに立てれば誰でもプロレベルのものを作ることが出来るのです。

本記事では以下の内容を紹介していきます。

  • 誰でもプロレベルの計画を作ることが出来る3ステップ
  • 受かる計画と落ちる計画の明確な違い

記事の最後では「京大式-計画立案シート-」を無料配布しておりますので、是非最後までご覧ください。

完璧な計画を作成する為の3ステップとは?

では早速、計画を作成していきましょう

計画作成には大きく分けて3つのステップがあります。

  • 志望校の配点の把握
  • 勉強時間の配分
  • 1週間のスケジュールの作成

ステップ1:志望校の配点の把握

実は、受験で勝つためには、5教科全てを満遍なく理解している必要は全くありません。

例えば、京大理学部の入試配点を例に挙げると

共通テスト

国語50点、数学50点、理科50点、英語50点、社会25点

二次試験

国語150点、数学300点、理科300点、英語225点

です。

教科ごとに配点の割合を計算してみると(全体の中で各教科が何%占めるか)

国語17%、社会2%、数学29%、理科29%、英語23%

ということになります。

ここで注目して欲しいのは、社会は全体の中でたった2%しかないという事。

つまり、社会で100点を取ろうが0点を取ろうが2%の違いしか生まれないんです。

それなのに、共通テスト前の貴重な時間を社会に使っていると、まず間違いなく落ちます。

社会で60点を取ろうが90点を取ろうが、圧縮するとたった8点しか変わらない計算になりますからね。

あなたはこれまで勉強してきた結果、直感的に分かるはずです。

60点から90点に上げるためにどれだけ勉強時間を割かないといけないかを。

いくら毎日10時間社会や漢文の勉強をしていても、京大理学部には近づかないという事です。

京大理学部を目指すのなら、数学と理科と英語の勉強をしないといけません。

アイコン

バランスを考えなければ、無駄な勉強をしてしまうということですね!

コラム)共通テスト9割でも落ちる

僕の同級生に、共通テストで9割以上の点数をたたき出し、

京大農学部への切符をつかむことができると確信していた人がいました。

11月から早めに共通テスト対策を始め、その努力が実ったわけです。

ですが、この人は大きなことを見逃していました。

京大農学部の共通テストと二次試験の点数の比率は1:2

つまり、二次試験の結果が大きく合否を左右することになるのです。

結果、この人は農学部に受かることなく一年間を予備校で過ごす羽目になったんです。

だんだん計画を立てることの重要性が分かってきたでしょうか?

受験生は戦略的に勉強しなければなりません。

戦略とは文字通り、戦いを略すこと。

無駄なことをどんどん省いていくのです。

もっと具体的にいうと「戦略的な勉強」とは志望校の分析を行い、あなたの現状を踏まえたうえで、勉強計画を具体的に構築することです。

その第一歩として志望校の配点分析を行いましょう。

ステップ2:勉強時間の配分

志望校の配点分析をした後は、各科目にどれだけ勉強時間を配分するか決めます。

(たまに配点分析をしただけで満足してしまう人がいますがそれは全く意味がありません、

配点分析は勉強時間の配分をする為に行います)

例えば、京大の理学部は

国語17%、社会2%、数学29%、理科29%、英語23%

という配点でした。

これを見ると、最も配点が高いのが数学、その次に英語、その次に国語という風になります。

(理科は2科目なので、1科目あたり15%程度になります)

そこで、単純に数学、英語、国語と配点が高いものから勉強時間を割り振っていくのかというとそうではありません。

もし数学が得意で志望校の偏差値に楽々到達していて、英語が苦手ならば英語に優先的に時間を割り振ります。

例えば、数学はこれまでずっとやってきたが、

偏差値の伸びが止まっているという状態であれば他の科目で勝負する事を決めます。

つまり、

  • 配点比率
  • 志望校と自分の実力との偏差値の差分
  • 得意不得意
  • 今までにどれくらいの時間をかけてきたか

等を考慮して勉強時間を配分していきます。

配分するにはまず、全体の勉強量を算出してから配分していきます。

試験までの残り日数、1日の平均勉強時間を出すと試験までの残り勉強時間が分かります。

残り日数が293日、平均勉強時間が5時間だとすると、試験までの残り勉強時間は293X5=1465時間ということになります。

その1465時間を、英語、数学、国語、理科、社会に=3:1:2:3:1で分配すると

英語 438時間

数学 146時間

国語 292時間

理科 438時間

社会 146時間

という配分になります。

ステップ3:1週間の勉強計画の作成

これまでに志望校の配点分析、そこからの勉強時間の配分までを行ってきました。

最後は具体的な1週間の勉強スケジュールの作成に入っていきます。

今までの作業は、この具体的な1週間の勉強スケジュールの作成の為にしてきたといっても過言ではありません。

この1週間の勉強計画の作成は、

  • 科目の全体像の把握
  • 欠けている能力を洗い出す
  • 具体的な勉強スケジュールの作成

という流れで進めていきます。

科目の全体像の把握

英語の勉強をする時に、何も考えずに単語を覚え始めたり、

いきなり長文を読み始める人がいますがそれは非効率です。

スポーツでも何でもまずは基礎を固めてから、実践的な練習へと徐々にレベルアップしていきます。

スポーツでは全体像を把握した監督やコーチがメニューを組んでくれますが、受験勉強は独学でやる場合も多いです。

だからこそ危険なんです。

一人で勝手に勉強を始め、好き勝手に全く自分の実力に合っていない練習をしている人を何百人も見てきました。

皆さんはそうならないように、まずは全体像を理解しましょう。

全体像とは、この科目を出来るようになるにはどのような事が求められていて、どのような順番でこなしていけば最大効率で成果が出るかというのをまとめた物になります。

英語の全体像の例↓

https://cordialjp.com/english-coaching/progritcounselling/より

このように各科目の習得には適切な順番と、適切なやり方があります。

これを知らずに練習を進めると、全く意味のない練習をしてしまう危険性が高まります。

欠けている能力を洗い出す

各科目の全体像を理解したら、その中で自分が欠けている能力を書き出します。

例えば、上記の例でいうと、自分は脳内知識データベースが不足しているので、単語からやろうというような形です。

この作業を1人でやるのは正直とても難しいです。

自分はこの力があるのか?欠けている力は何か?というのを1人で考えるのは難しいので、

  • 学校の先生
  • 定期的に受験する模試

などに頼るのもありです。

具体t系な勉強スケジュールの作成

全体像を把握し、欠けている能力の幅出しまで終わりました。

いよいよ具体的な勉強スケジュールの作成にいきたいと思います。

ここで、もう一つ。

多くの受験生はスケジュールの立て方がとんでもなく下手です。

例えば、これまでの流れを通じて自分は英単語力が不足しているということが分かりました。

ではあなたの目標は、

「英単語を完璧にする」

でしょうか?

断言しますが、この目標が叶う確率は限りなく0%に近いでしょう。

何故か?

それは具体的な行動に変換されていないからです。

例えば、上に書いた「正しくない目標」を一つ、正しい目標に変えてみましょう。

「英単語を完璧にする 」

こんな感じでしょうか? 

→システム英単語の1~500までのうち95%以上(475個以上)を、英語を見た 

瞬間に日本語が浮かぶようにする。期限は4月30日の夜23時まで。

確認は、30日 に1~500語の英→日のテストをすることで行う。

達成するために、毎日の登下校中には必ずシス単の CD を聴きながら勉強する。 

(1日15分程度、もし達成出来なければ夜寝る前の時間帯で勉強する)

「英単語を完璧にする」だけでは、何をどうしたらいいのか、完璧にするとはどういうことなのかが全く分かりません。

また1日のアクションが明示されていないので、何が出来ていて何が出来ていないのか全く分からなくなってしまいます。

ここまで具体化した物を各科目で作成し、1週間ごとに達成率を把握していくことで本当の意味で意味のある計画になっていきます。

スタペディア編集部の女性

計画は具体的に作りましょう!

計画自動生成シートを配布致します。

というわけで、計画の立て方を解説してきました。

いかがでしたでしょうか?かなり大変な作業だと感じた方も多いのではないでしょうか?

そんな受験生に向けて、計画自動生成シートを無料でプレゼント致します。

本記事で紹介した

  • 志望校の配点分析
  • 勉強時間の割り振り

が誰でも自動計算出来るシートを無料配布致します。

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このシートをフル活用して、精度が高い計画を作っていきましょう!

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この記事を書いた人

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hirose akito

京大医学部在学中に受験コーチング事業を起業。1年で生徒数を拡大し、教育系の会社へ事業売却。現在は複数のメディアでメディアディレクターを務める。