【2023年最新】名大模試の日程・難易度・結果は?どの予備校の模試を受けるべき?名大実戦・名大オープン・名大本番レベル模試

こんにちは!スタペディアの巽です。

名大を目指す皆さんは「名大模試」を知っていますか?

大手予備校は各大学の受験生に向けて、二次試験に寄せて作成した実践形式の模試を実施しています。これらを一般的に「冠模試」と呼びます。

冠模試の名古屋大学版が「名大模試」というわけです。

私の指導経験上、名大志望の受験生から

  • 名大模試って受けた方がいいですか?
  • 名大模試を受けたいんだけど、どこの予備校のを受けるのが良いですか?

という質問をたくさん受けます。

今回は、名大模試に関して、2023年度の実施予定や予備校ごとの特徴から、受けるメリットやオススメの模試まで徹底的に解説していきます。

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2023年度の名大模試の日程

名大模試は駿台・河合塾・東進・代ゼミ・コンプリートパスの5つの予備校が実施しています。

2023年度の名大模試の日程は以下の通りです。

実施日程模試予備校申込期間成績発送日
6/18名大入試プレ代ゼミ4/18~締切不明7/18
6/25第1回名大
本番レベル模試
東進4/25~6/227/4
8/13第1回名大入試オープン河合塾6/21~締切不明不明
(例年は9月下旬)
9/3第2回名大
本番レベル模試
東進6/26~8/319/12
10/22第3回名大
本番レベル模試
東進9/4~10/1910/31
不明
(昨年は10/29)
※名大模試コンプリートパス不明不明
(昨年は11月上旬)
11/5名大入試実戦模試駿台8/14~10/2712/8
11/12第2回名大入試オープン河合塾不明
(例年は9月~11月頃)
不明
(例年は12月中旬)
※コンプリートパスは校舎が名古屋にしかないため中部の方が主な対象者となります。

名大模試は受けるべき?受ける3つのメリット

もしあなたが名大を受験するのであれば、名大模試は受けておくべきです。

名大受験生が名大模試を受けるべき理由は大きく3つあります。

  • 問題・解説の質が非常に高い
  • 本番の名大受験生と競える
  • 本番に近い形式の演習は必要

問題・解説の質が非常に高い

最も大きな理由は、問題と解説の質が非常に高いことです。

問題と解説の質が高いのは、名大模試が実際の入試問題の傾向を読み取って作られており、過去の受験者のデータなどから名大を受験しておくうえで必要なレベルに合わせた解説がなされているからです。

一般的な模試の問題の難易度は名大のレベルよりも低く、名大入試の練習としては物足りません。一方、名大模試は、名大の入試レベルが再現されています。

また、単にレベルが高いだけでなくそれぞれの予備校が名大の傾向を読み取って作成した問題になっているので本番の問題にかなり近くなっています。

例えば、表やグラフを読み取ってそれについての内容を書くタイプの英作文は、一般的な模試ではなかなか経験できないタイプの問題です。

名大模試は実際の名大レベルの問題や解説を体験できる貴重な機会といえます。

他にも出題範囲の予想もかなりの的中率だったり、採点が記述に対応していて丁寧など、過去問演習だけにはないメリットがあります。

本番の名大受験生と競える

2つ目は、本番の名大受験生と競えるからです。

本番の名大受験生と競えることで精度の高い偏差値や順位が分かるため、現状の立ち位置が分かります。

偏差値や判定は他の模試を受けてもある程度わかります。ただし、受験者層が広い、問題の難易度が低い、などの理由から判定にあまり信頼を置けません。

当然、他の模試は名大を目指していない受験生も受けますし、問題のレベルも名大レベルには及ばないことが多いでしょう。

名大模試であれば、より具体的かつ精度の高い偏差値や判定が出ます。受験者層がより名大の受験生と近く、問題のレベルも高いからです。信頼性の高い偏差値はモチベーションに繋がるでしょう。

現在の立ち位置を把握することも模試を受ける意義なので、本番の受験生と競えるというのは大きなメリットとなります。

本番に近い形式の演習は必要

本番に近い形式で演習をできたかどうかはかなり明暗を分けます。

なぜなら冠模試の空気感と二次試験本番は似たところがあり、そういった環境で試験を受ける機会は貴重だからです。

模試を受けなくても家や塾の自習室で実際の時間を測って過去問を解けばいいのではないかと思っている人もいるかもしれません。

しかし名大模試と過去問を時間通り解くのでは全く違います。

まず、自分の周りで同じ問題を解いている環境というのはかなり緊張感があります。試験前後もだいたいは独特の緊張感に包まれています。

また、休憩中などにお手洗いなどに行くと解いたばかりの問題の講評や答えを言い合っている人たちもいます。私自身も模試のときのみならず、入試本番でも実際にそういう人たちを目撃しています。

そういった人たちの話に動揺することなく試験を受けるという経験は貴重です。

そして、予備校によっては実際に大学の構内で名大模試を受けることができます。

実際のキャンパスの中で受験できるので、本番や会場の雰囲気を知ることができます。

私は模試で受験した会場と本番の会場が同じだったため、落ち着いて本番を過ごすことができました。

また実際の会場で受験できることはモチベーションアップにも繋がるでしょう。

このように名大模試ではさまざまな点で本番の雰囲気を味わうことができます。

予備校ごとの名大模試の特徴

ひとまとめに名大模試と言っても、予備校ごとに難易度などに差があります。

ここでは難易度順に紹介します。

これらの特徴を知った上で受ける模試を決めましょう。

駿台 名大入試実戦模試

5つの予備校の中で最も難易度が高いのが、駿台の名大模試です。

名大模試に限らず、駿台の模試は他の模試と比較してレベルが高く、かなり発展的な内容が出題されます。

しっかりと復習することでかなり学力が鍛えられます。

これに伴い、受ける学生のレベルも高くなるので、より名大入試に近い受験者層の中での結果が得られます。

駿台の名大模試は2週間ほど前に実施される共通テスト模試とのドッキング判定が行われます。

実施日程模試
11/5(日)名大入試実践模試

詳細は駿台のHPをご覧ください。

河合塾 名大入試オープン

一番名大入試に近いレベルなのは、河合塾の名大模試です。

また、受験者数も2021年度は9659人と実際の志願者数の倍以上になっています。

そのため本番以上の緊張感をもって試験に臨めるでしょう。

また、出題範囲予想の的中率も非常に高いです。

直近だと2022年の古典の問題が、本文・設問ともにほぼ的中していて、現代語訳に関しては指示語を明確にする設問条件まで一致している、という完璧っぷりです。

駿台同様ドッキング判定が行われるので、第1回は7月末の「第2回全統共通テスト模試」、第2回は10月末の「第3回全統共通テスト模試」とセットで受けることをオススメします。

実施日程模試
8/13(日)第1回名大入試オープン
11/12(日)第2回名大入試オープン

詳細は河合塾のHPをご覧ください。

東進

東進の名大模試は実施回数が3回と多いのが特徴です。

また成績返却までの日数も最短9日と非常に早いことも特徴として挙げられます。

そのため、問題を解いてから復習できるまでの期間が短く定着しやすいうえ、回数が多いため、定着度を頻繁に確認することができます。

一方で、返却までの期間が短い分採点が甘いという声も見られるため、自身の成績をあまり重く受け止めすぎないようにすることも重要でしょう。

実施日程模試
6/25(日)第1回名大本番レベル模試
9/3(日)第2回名大本番レベル模試
10/22(日)第3回名大本番レベル模試

詳細は東進のHPをご覧ください。

代ゼミ

代ゼミの名大模試は問題のレベルが入試よりやや低めといった印象です。

ですので、名大志望だけどまだ本番レベルの問題は解けない…といった受験生にオススメです。第1回であれば、まだ夏前なのでここからスパートをかければ十分合格圏内になります。

ただし他の予備校の模試と比較すると受験生が少なめなので、判定の精度は多少下がります。

実施日程模試
6/18(日)名大入試プレ

詳細は代ゼミのHPをご覧ください。

コンプリートパス

コンプリートパスの模試の特徴は受験科目が英語と数学のみであるという点と名古屋の校舎でしか受験できないという点にあります。
ですので、中部地方以外に住んでいる方がこの模試を受験することはあまり現実的ではありません。

そして、模試の科目が2科目しかないことはデメリットに聞こえるかもしれませんが決してそうとは限りません。

その分受験料が1100円と他の模試にくらべても破格の安さになっていますし、答案の書き方や知識・技術に関する指導のほか、大学合格までの学習計画、勉強の仕方などを対面で指導してもらえるという特典までついています。

実施日程模試
不明(昨年は10/29)名大模試

名大模試の結果はいつ返却される?

受験から返却までにかかる日数は予備校によって異なります。

予備校受験から返却までの日数
駿台約1か月
河合塾約1か月半
東進9日~
代ゼミ約1か月
コンプリートパス9日~

以上から分かるように最短が東進とコンプリートパスで9日、駿台と代ゼミが約1か月、河合塾が約1か月半ということが分かりました。

名大模試の結果はどれほど重要?

結論として模試の結果は合否に関する面だけでいうと一切関係ありません。重要なのは結果を今後の勉強にどのように活かすかです。

模試の結果で分かるのはあくまで模試の時点での自分の立ち位置だけです。

結果が良かったからと言って合格するわけでも、結果が悪かったからと言って合格できないわけでもありません。実際私は夏の模試でE判定、秋の模試でもD判定でしたが合格することができました。

模試の結果を受けてするべきことは自分の苦手な分野を客観的に把握することと、モチベーションアップにつなげることです。

自分ができなかった部分を見ることはつらいです。しかし自分がどういうところで点数を取れていないかを模試を見直すことで客観的に苦手分野を把握できます。そして次に自分がどういう勉強をすれば良いかが見えてくるでしょう。

また、結果が悪ければこれからもっと頑張らなければと自分に喝を入れ、結果がよければ調子に乗らずにこの調子で頑張ろうとモチベーションアップにつなげるようにしましょう。

この2つさえできてしまえば模試の出来は気にしなくて大丈夫です。結果が悪くてもこれからしっかり努力すれば十分合格は狙えます。

結局どこの予備校の模試を受けるべき?

ここまで、名大模試を受けるメリットや、予備校ごとの模試の特徴を解説してきました。

では、結局どこの予備校の模試を受けるべきなのでしょうか?

もちろんすべて受けられるのであれば、それに越したことはありません。

ただ、勉強が間に合わず同じ間違いをするようではもったいないですし、たくさん受ければそれだけお金もかかります。

ですので、優先順位をつけて紹介します。

必ず受けるべきなのは河合塾、ついで駿台がオススメ

すべての名大受験生に受けてもらいたいのは河合塾の名大模試です。

個別の紹介でも触れたように、一番実際に入試とレベルが近いので、試験戦略なども加味した本番に近い得点予想ができるからです。受験者数が多い点も評価できます。

また、ドッキング判定がある点も良いですね。

次に受けてもらいたいのは駿台の名大模試です。

レベルは非常に高いですが、名大を狙う人しか受験しないため他の模試より受験者層が名大寄りなので、判定や偏差値は一番信頼できます。

こちらもドッキング判定があるのがありがたいです。

可能であればドッキング判定を行うために、どちらも対象の共通テスト模試と同時に受けることをオススメします。

河合塾と駿台の模試は採点が丁寧で、途中記述まで細かく採点してもらえるので、実際の入試の採点に近いものとなっていて心強いです。

個人的には、河合塾と駿台の名大模試は受けておくことを強くオススメします。

受ける模試はできるだけ早めに決めておく

東進、代ゼミ、コンプリートパスの模試も余裕があれば、受けてよいと思いますが、受けるか否かは早めに決めておきましょう。

せっかく模試を受けるのであれば、次の模試までに復習を終わらせ、前回間違えた箇所は完璧にするべきです。模試に合わせて勉強計画を立てる必要があるわけですね。

たくさん受けるのであれば、その分早く復習を終わらせなければならないので、模試の受験予定は早めに決めた方がよいのです。

余談ですが「復習は受験後すぐしましょう」というのをたまに見かけます。

もちろんなんら間違いではなく、模試中の思考のプロセスを覚えてるうちにするのが良いのですが、復習は一回して終わりではありません。

一度復習して完璧に定着できる問題を間違えているのであれば、それは単なる勉強不足です。

模試の復習が終わった、という人に同じ模試を解かせたとしても、満点近く取れる人は意外と少ないです。復習してその時は理解したとしても、定着はできていないのです。

これでは予想問題が的中しても、同じ間違いをするだけです。

一度受けた模試は満点解答を作れるレベルになるまで復習し、定着させてから次の模試を受けましょうね。

名大模試の出来・点数が悪くても、入試本番で合格点をとれるようになる勉強法とは?

名大模試を受験してみて、自分の記述解答力のなさを痛感した人は多いと思います。

模試の結果が帰ってきた人はなおさら、自分の記述解答力のなさを痛感したことでしょう。

  • 「自己採点ではできていたのに、なんでこんなにも減点されているんだ…」
  • 「記述答案で守るべき作法・減点されないための記述の仕方があるなら知りたい…」

と思いますよね。

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記述問題の得点力を身につけるための最善の方法とは、とにかくたくさんの答案を書いて、それを実力ある人にフィードバックしてもらうことです。

大学別の模試は、年に開催される回数が限られていますし、答案の返却も遅いです。また、一般的な添削サービスも、パートのおばさんが添削していて質が怪しいですし、返却されるのが1ヶ月後くらいが目安で非常に遅いです。

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まとめ:名大模試は河合塾と駿台がオススメ!

今回は、名大模試の実施予定や予備校ごとの特徴、受けるメリット、オススメの模試を解説しました。

【名大模試を受けるメリット】

  1. 問題・解説の質が非常に高い
  2. 本番の名大受験生と競える
  3. 本番に近い形式の演習は必要
  • 必ず受けるべきなのは河合塾、ついで駿台がオススメ
  • 受ける模試はできるだけ早めに決めておく

自分の志望大学の冠模試を受けるのはたくさんのメリットがあります。

ぜひ模試を上手に活用して、志望校の合格を掴み取って下さい!

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この記事を書いた人

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巽凱希

京都大学工学部に在学中。機械システム工学専攻。
得意科目は数学で、中高時代、模試で学内1位を連発し、東大模試では全国5位を獲得の実績があります。

共通テスト(当時はセンター試験)得点率75%と大コケ⇒メンタル崩壊、直後の模試ではE判定という絶望的な状況に陥りました。しかしながら、独自の勉強法・習慣で挫折を乗り越え、ボーダーを100点越えで現役合格。

スタぺディアでは、理系科目(数学、理科)の監修を担当。ディレクターとして記事の品質管理も行っています。